アクティヴ・イマジネーション: ユング派最強の技法の誕生と展開

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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784414403473

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  • 日本ユング派分析家協会 | 体験セミナー(2023年度夏学期)
    http://www.ajaj.info/experience.html

    老松 克博 Katsuhiro Oimatsu | 現代ビジネス
    https://gendai.media/list/author/katsuhirooimatsu

    アクティヴ・イマジネーション - 株式会社 誠信書房
    https://www.seishinshobo.co.jp/book/b87481.html

  • ユング心理学におけるアクティヴ・イマジネーションの概要を論じた本です。

    著者は本書刊行後もアクティヴ・イマジネーションの紹介に努めており、その後刊行された本では著者自身の臨床経験に基づいた、より具体的な考察が展開されています。たとえば「アクティヴ・イマジネーションの理論と実践」シリーズ全3巻(トランスビュー)では、著者自身が接した具体的な事例をくわしく検討することで、アクティヴ・イマジネーションの豊かな可能性を示唆しています。

    それに対して、ユングおよびユング派の中でのアクティヴ・イマジネーションの位置づけについてある程度立ち入った議論が展開されているのが本書の特徴だといえるように思います。とくに、ユングがセミナーで4年間にわたって考察することになったクリスティアナ・モーガンのアクティヴ・イマジネーションをとりあげ、ユング心理学における転移の問題と絡めながら、アクティヴな態度を維持しつづけることで個人的な転移の次元から元型的次元へと深まっていくことができるのではないかという見通しが示されています。

  • アクティヴ・イマジネーションの解説書。能動的想像法とも訳される技法は,夢分析よりも積極的で,より無意識的側面に触れるものだった。
    Jung派最強と言われる技法の解説書としては、もう少し内容に踏み込んで欲しかったが、入門的な性質のため無理ないことだろうか。

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著者プロフィール

一九八四年,鳥取大学医学部卒業。一九九二~九五年,チューリッヒ・ユング研究所留学。現在,大阪大学大学院人間科学研究科教授。ユング派分析家。博士(医学)。

著書:『武術家,身・心・霊を行ず』『身体系個性化の深層心理学』(遠見書房),『共時性の深層』(コスモス・ライブラリー),『人格系と発達系』『スサノオ神話でよむ日本人』(講談社),『ユング的悩み解消術』(平凡社),『無意識と出会う』『成長する心』『元型的イメージとの対話』(トランスビュー),ほか。
訳書:ユング『ヴィジョン・セミナー』『哲学の木』『クンダリニー・ヨーガの心理学』(創元社),ブラヴァツキー『ベールをとったイシス』(竜王文庫),ほか。

「2019年 『心と身体のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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