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- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784414403473
感想・レビュー・書評
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ユング心理学におけるアクティヴ・イマジネーションの概要を論じた本です。
著者は本書刊行後もアクティヴ・イマジネーションの紹介に努めており、その後刊行された本では著者自身の臨床経験に基づいた、より具体的な考察が展開されています。たとえば「アクティヴ・イマジネーションの理論と実践」シリーズ全3巻(トランスビュー)では、著者自身が接した具体的な事例をくわしく検討することで、アクティヴ・イマジネーションの豊かな可能性を示唆しています。
それに対して、ユングおよびユング派の中でのアクティヴ・イマジネーションの位置づけについてある程度立ち入った議論が展開されているのが本書の特徴だといえるように思います。とくに、ユングがセミナーで4年間にわたって考察することになったクリスティアナ・モーガンのアクティヴ・イマジネーションをとりあげ、ユング心理学における転移の問題と絡めながら、アクティヴな態度を維持しつづけることで個人的な転移の次元から元型的次元へと深まっていくことができるのではないかという見通しが示されています。 -
アクティヴ・イマジネーションの解説書。能動的想像法とも訳される技法は,夢分析よりも積極的で,より無意識的側面に触れるものだった。
Jung派最強と言われる技法の解説書としては、もう少し内容に踏み込んで欲しかったが、入門的な性質のため無理ないことだろうか。
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