世界のかわいい民族衣装: 織り、染め、刺繍、レースなど手仕事が生みだす世界の色と形

  • 誠文堂新光社
3.83
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感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416313046

作品紹介・あらすじ

世界の民族衣装を紹介した本です。世界の5つの地域を章として、ヨーロッパ、西アジア・アフリカ、オセアニア、アメリカ、アジアの中から44の国と地域の約<br>65種類の衣装を掲載しています。掲載の衣装は、国立民族学博物館の膨大な資料の中からかわいいをキーワードにセレクトしました。地域によって異なる美しい民族衣装のデザインや様々な手法で作られた刺繍、織物、染色など細部の装飾を、たくさんの写真とともに堪能できます。一つ一つの衣装にはコンパクトな説明がついています。また、ルーマニアとブルガリアの衣装、オセアニアの衣装、イヌイットの衣装、インドの刺繍の衣装、アフリカのビーズについては民族学者によるコラムを掲載しています。

感想・レビュー・書評

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  • 阪急百貨店の展覧会で見て、会場で購入した。

    会場でも刺繍のくつやエプロンスカートなど、すごく繊細でかわいいものが間近で見られたので満足だったが、やはり個別の解説を楽しみたかったから。

    パレスチナの衣装が素敵だった。
    また、アフリカの男性の藍染も感動した。アフリカといえば何となく赤や黄色、緑などの系統の鮮やかな色合いのイメージが強かったが、すごく落ち着いた色なのが意外ですごいと思った。

    いいな、早くどこでもよいので博物館とか行きたいなと思った。
    ちなみに、国立民族学博物館には「身装文献データベース」がある。
    https://htq.minpaku.ac.jp/databases/mcd/publications.html

  • 民族衣装好きの私としては!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      写真が一杯載ってそうで、切手とかでの紹介もあるみたいで、見るのが楽しみ!
      写真が一杯載ってそうで、切手とかでの紹介もあるみたいで、見るのが楽しみ!
      2013/04/22
  • 〇国立民族学博物館が所蔵している民族衣装をそれぞれの国や民族の文化背景と一緒に紹介されている
     “かわいい”だけではない重みがある

    ・ソロモン諸島の羽毛貨にびっくり。美しい貨幣。衣装と違うけど。鳥の絶滅の原因となったと聞くと、苦いけど。
    ・ビーズにはいろんな素材があるのね。プラスチックしか、知らんかった
     ダチョウの卵の殻で作ったものが最古
    ・民族衣装の切手の数々

    ◎土地の気候や風土、社会や生活の中で民族衣装は育まれる
    ◎「装う」とは、衣装により性別・年齢・階層を他人に伝達することで、個性を表現する方法の1つ
     民族衣装は民族文化の独自性を示すための自覚的な行為

    【ヨーロッパ】
     絵本のようにかわいい!物語が聞こえてきそう。
     エストニアのスカートがおしゃれ、靴もかわいい。ミトン欲しい。
     オランダの木靴の履き心地ってどんなかな?
     フランスは民族衣装もゴージャス

     ☆ルーマニアとブルガリアの民族衣装
      
    【アジア】
     日本からは、青森・南部地方の前掛けとアイヌの上着
     台湾のワンピースの裾に鈴が!かわいいなあ。
     インドネシアの腰布のデザインはタラブックスの絵本を思い出す
     ラオスの肩掛け、ゴージャス 
     ベトナムの笠、涼しげ
     ブータンのゴは、なぜか懐かしい 
     ネパールのお財布、小物入れに欲しい

     ☆インド西部の刺繍の衣装

    【アメリカ】
     ペルーの大きな文様のチャケタという上着が素敵だった
     メキシコのスカート!太陽の国だなあ
     グアテマラの頭帯がかわいい 
     アメリカ、ビーズ細工のモカシン びっしり!凄い
     カナダの防寒着、モフモフ

     ☆北極先住民イヌイットの衣類

    【オセアニア】
     オーストラリアの腰蓑、植物の繊維で鮮やかに作られる
     オーストラリアの貝のネックレスとペンダント、美しい、アート

     ☆オセアニアの衣装とアクセサリー

    【西アジア・アフリカ】
     パレスチナの長布、真心の刺繍
     シリアの長布、黒布に赤の絹糸の刺繍、美しい!
     モロッコの外套、あたたかそう&キュート
     ケニアのカンガ、額縁に入れて飾りたい
     マリのボゴランフィニ、泥染め。着物にも仕立てられそう
     ナイジェリアの寛布、藍染め。日本の景色に馴染む
     
     ☆アフリカのビーズの装身具
     
     ☆民族衣装から広がる世界の文化
     
     
     


     
     

  • みんぱくプレゼンツなのでさすが。
    小さい頃もよく行ったし、去年も久しぶりにいったけど、
    ずっと通いたいなあ。

    p26ブルガリアの肌着
    刺繍やその紋様には魔除けの意味が込められている

    p77インドネシアの腰布
    ジャワ然更紗
    http://htq2.minpaku.ac.jp/infolib/meta_pub/CsvSearch.cgi
    標本番号 H0196293
    https://www.google.com/search?q=%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%AF%E6%9B%B4%E7%B4%97&sxsrf=ALeKk01lhzZ3UN6mZD6rbyYu2eF61FJxOg:1598105299923&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=2ahUKEwiEq9yV_q7rAhUTc3AKHdniA7QQ_AUoAXoECA0QAw&biw=1428&bih=692

    p94ネパールの財布
    口を開けるための引き紐と閉めるための引き紐の2組があるため開閉しやすく機能的

    p102インドのサリー
    西部グジャラート州
    標本番号 H0118600
    http://htq2.minpaku.ac.jp/infolib/meta_pub/CsvSearch.cgi
    https://www.pinterest.jp/pin/430867889329447031/

    p134アメリカの靴
    http://htq2.minpaku.ac.jp/infolib/meta_pub/CsvSearch.cgi
    標本番号 H0075451

    p146オーストラリアのネックレス
    標本番号 H123764
    http://htq2.minpaku.ac.jp/infolib/meta_pub/CsvSearch.cgi

    p162モロッコの外套
    http://htq2.minpaku.ac.jp/infolib/meta_pub/CsvSearch.cgi
    標本番号 H0180068

  • いろとりどりの民族衣装たち。
    エストニアの縦縞スカート、スペインの水色ドットのドレス、メキシコの大きな花柄のスカート。
    が、お気に入りでした(*´∀`)

  • 民族衣装は、衣装によって自分の性、年齢、階層などを他者に伝達する機能がある。そのため、自分の集団と他者の集団の違いを差異化する方向に働き様々な工夫を施したデザインが誕生する。ヨーロッパ、アジア、アフリカ等多種多様の民族が異なる刺繍を施そうとも、民族衣装に掛ける思いの根っこは変わらないのかもしれない。

  • 色とかカラフルですごく可愛かった。参考にしたい。刺繍には魔除けの意味がこめられていることが多いな。

  • 見ているとインスピレーション、創作意欲が湧いてくる一冊!
    細かく細かく施された刺繍にうっとり。刺繍覚えたいなぁ。
    仕事の合間をみては少しずつ完成させていったんだろうな~

    個人的にはルーマニアの巻きスカートとフィリピンの上衣が好きです♡

    みんぱく、行ってみたい。

  • 国立民族学博物館の膨大な資料のなかから、「かわいい」をテーマに選んだ衣装が紹介されています。世界中の色鮮やかな民族衣装は、古くからの歴史や文化が密接に関わっています。

    _____私のお気に入り_____
    ・ポーランドのドレス
    ・スロバキアのブラウス
    ・スペインのドレス
    ・ネパールの財布
    ・モロッコの外套

  • 織り方で変わる文様、刺繍、レースなど、よく見ると本当に細かい手仕事で作られているのが分かります!
    その地域が生み出した民族衣装、切手なども紹介されています。

    請求記号:383.1/U31

  • 近隣でもあっても特徴をそれぞれ持ってるのが文化の醍醐味。ヒンバ族の鉄ビーズがかっこいい

  • 民族衣装の刺繍がわかりやすい。切手には民族衣装が描かれてることが多い。

  • ページをめくるたびに、「かわいい…」と声が漏れてしまうような本です。

    私は特に、ネパールのお財布がかわいいと思いました。この本を手に取る前は、ネパールという国に正直あまり興味がなかったのですが、このお財布を見て、いつかネパールを訪れて、おみやげとして買って帰りたいという思いや、このお財布が生まれたネパールという国では他にどのような生活があるのだろうというネパール自体にも興味が湧きました。

    たくさんの民族衣装を見る中で、その地域に住んでいない身からすると、かわいい!や美しい!であるような感情を持ったり、一方で、これはどういうこと??と疑問をもったりするように、とても新鮮な感情を抱くことが多いです。しかし、その民族衣装一つひとつには、その地域に住む人々の思い込められており、そこには人々の営みやストーリーを感じることができました。

    私たちが今当たり前に思って過ごしている服装や日用品も、そこには誰かの思いがあり、営みがあり、物語があるのかもしれない。そう思って周りを見渡すと、何気ない日常がもっと生活が楽しくなったり、また自分とは異なる文化や生活にも興味が持てたりするのかなと感じました。

  • こんなにカラフルな衣装があるんだ~と楽しくなります。もっと詳しく知りたくなる一冊。

  •  美しい色彩、細かな手仕事がほどこされた世界の民族衣装に圧倒されます。
    (一般担当/ぴいこ)平成29年6月の特集「ファッションの本」

  • 世界の民族衣装をかわいいでピックアップしてまとめた一冊。かわいい。幸せ。

    ものによっては結構アップの写真も載っているので、刺繍の細部も見られて良い。

    みんぱくに行ってみたくなった。

  • 国立民族学博物館(みんぱく)が所蔵する民族衣装の中から、「かわいい」をキーワードに選ばれた70点が紹介されています。

    広い世界の国々で愛されてきた衣装は、それぞれの国の気候や風土、歴史を静かに語り伝えてくれます。
    行ったことのない国の、出会ったことのない人々の暮らしに思いを馳せながら、ゆっくりページをめくりました。

    エプロンにワンピース、木靴、財布や布の小物たち、
    どれもこれも色合いがおしゃれ、かわいい!!
    乙女心をくすぐります。

    日本からは、刺し子を施した前掛けとアイヌ模様の上着が掲載されていました。
    私も日本の良いもの、かわいいものを探してみたいと思います。

    図書館スタッフ(東生駒):ほっこり

    ----------
    帝塚山大学図書館OPAC
    https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/782672

  • 民族博物館が東京にないことに憤慨

  • 2015/10/5読了。
    写真が可愛かった!
    でも、地域ごとの差別化ポイントがいまいちわからず。
    (刺繍とかビーズとか…)
    もう少し知識詰め込んで欲しかった。

  • Contents:ヨーロッパ;ポーランドのドレス,スロバキアのブラウス,…他、アジア;日本の前掛け,日本の上着,…他、アメリカ;ペルーの上着,…他、オセアニア;ニュージーランドの腰みの,…他、西アジア・アフリカ;パレスチナの長衣,…他、織物と刺繍の用語について/参考文献一覧

  • 民族博物館の資料をまとめた本
    切手になった衣装も楽しめます

    この本で損をしているのは題名だと思う
    「かわいい」としてしまったために
    手に取る人を特定してしまうこと
    この手作業の美しさを「かわいい」だけにしてしまったこと 

    間に入るコラムも研究されて
    取材もきちんとされていると思います
    千里の博物館に行ってみたいな

    この本は、デザインの細かいところが良くわかってよかったです
    でも、着ている人が写っている方が
    生きている感じがして好きかな

  • この配色がたまりません♡ 中差色相はエスニックならでは。表紙のポーランドのドレス、最高!他にもエストニアのスカートにミトン、イギリスのドレスが好みでした(*^_^*) 無難な服も着回しきくけれど、こんな配色の服ももっとどんどん作って欲しいです。絶対買うわ〜(*^v^)

  • ヨーロッパ、アジア、アメリカ、オセアニア、西アジア・アフリカ、世界各地の民族衣装の中から「かわいい」をキーワードに選んだ衣装の資料集です。カラフルな配色、見事な刺繍やビーズ細工がほどこされた衣装やアクセサリーは、ほんとにかわいい! これらの衣装は国立民族学博物館(みんぱく)の標本資料。みんぱくホームページからも衣装やアクセサリーを見ることができます。

  • かわいい! エストニアのスカートがほしい。
    配色もたくさんの色を使っているのにまとまってる。
    手仕事がすごい。特に刺繍。
    染めや機織りは大掛かりな道具が必要だけど刺繍は針と糸でできるという解説に納得。

  • 想像していたのとはちょっと違った。
    もっとたくさんの国の民族衣装をパパパッと見たかった。

  • タイトル通り、可愛い民族衣装がたくさん載っています。
    贅沢に1ページに1つの衣装や小物、靴の写真を大きく載せて、下に小さく説明がされています。

    何気なく手にとった本ですが、表紙を見て「うわぁ~。可愛い~♪」と惹かれ、裏表紙を見てさらに「可愛い~!!」、中をパラパラを見て「わぁ~」ともう可愛い度が頂点に。
    文字は少ないし、読むというよりも眺める本という感じですが、見ているだけで何となくイメージが膨らむというか、幸せな気持ちになりました。

    紹介されている民族衣装は、
    ヨーロッパ、アジア、アメリカ、オセアニア、西アジア・アフリカと地方ごとに分けられていて、各国の衣装が載っています。
    とにかく、可愛い!!
    どれも着てみたい~!と思うものばかり。

    美しく刺繍がほどこされたスカート。
    色あざやかなフェルトで装飾されたベスト。
    水色のフリルたっぷりのワンピース。
    真珠を磨いたボタンで文様を描いた上衣。
    どれも気が遠くなるほどの時間を使って作られたんだろう、と思う手作り感のある服ばかり。

    私が特にいいと思ったのは、フランスの上衣とかぶりもの。
    かぶりものはよく中世の頃のフランスを舞台にした映画やマンガとかで見た事ある~という、赤ちゃんがかぶるような布素材のもので長いリボンがついています。
    上衣は黒で大胆なデザインが素敵!
    ギリシャの上着は男性ものですが、一見女性のワンピースのようで可愛い。

    眺めているだけであれこれと楽しい気持ちになり、ときめいてしまう本。
    絵を描かれている方なら民族衣装を描く時の参考になりそうだとも思いました。

  • タイトル通り「かわいい」世界の民族衣装が載っています。
    見るだけなら楽しいけれども、民族衣装について調べようと思っている人には、不向きかも。

  • 単なる身を守る意味や暑さ寒さを凌ぐ意味や装飾的な意味以外に、階級や性別、年齢などを表す民族衣装はとても興味深く、もっと知りたいと思った。
    この本は視覚的に楽しみながら民族衣装を知ることができる、目に楽しい本。
    今日の日本でも「かわいい」と言われる要素もたくさんありました。

  • 待ってた本、図書館の予約キタ〜♪ はやく中みたい、ワクワク。

  • まず、表紙の紙質が好みだった!

    国立民族学博物館に行きたくなった本

    民族衣装について、詳しく詳しく載っているわけではなくて、
    パラパラ色と柄を楽しむ本。
    絵本って感じー!

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著者プロフィール

1912年創業の明治時代から続く老舗出版社で、大正年間から刊行する「MJ無線と実験」「子供の科学」「農耕と園芸」の3誌をはじめ、「アイデア」「天文ガイド」「フローリスト」など大変息の長い雑誌が多いのが特徴です。出発は書籍の文芸書でしたが、その後、実用や科学、農業や花、デザイン、商業、広告、ペットなど、雑誌を中心に多種多様なジャンルを刊行し続けてきました。近年は、料理や手芸などの実用系書籍も多数刊行しています。

「2021年 『復刻版 日米會話手帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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