それはきっと必要ない: 年間500本書評を書く人の「捨てる」技術
- 誠文堂新光社 (2020年12月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416517598
作品紹介・あらすじ
<本も人生も、99%の余計なものをそぎ落とした1%の中に、本当に大切なものがある>
私たちの日常には、コンテンツや情報が溢れ、毎日仕事に追われる社会人は、気づかぬうちに「だれかのペース」に振り回され「本当に自分に必要なもの」を見失ってしまっているかもしれません。
本書では、年間700冊以上もの読書量、書籍などの執筆をしながら365日毎日書評も書き続ける書評家が、限られた時間の中、何を取捨選択し、何を大切にしているのかを紹介。
仕事、コミュニケーション、情報、生活習慣からモノへの考え方まで、それぞれとの「うまいつきあい方」をレクチャーしていきます。
「毎日やるべきことに追われ時間がない」「心が休まらない」「寝る時間がなかなかとれない」といった悩みを抱える人に役立つ、膨大な仕事量をこなし続ける書評家が実践する取捨選択の方法を紹介します。
感想・レビュー・書評
-
装丁を見て、もっとスカスカな本を想像していたのですが(著者の印南さん、すみません)、意外に内容のある本でした。
著者が、人生を通じて考察した上で「必要ない」と判断したもの、そしてときに「必要なもの」がいろいろと紹介されています。
基本的には、心地よくシンプルに生きる上で必要ないものは「必要ない」、逆に、心地よくシンプルに生きる上で必要なものは「必要」というスタンスだと思います。
「ミニマリスト万歳」でもなく、「たくさんのモノに囲まれた生活万歳」でもなく、その間にある、自分に合った、バランスの取れた、心地よくシンプルな状態を、自分自身で見極めながら作っていくことが大切、ということかと。
自分もそこを目指しているのですが、まだまだ道半ばです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
薄いプライドは必要ない。
多くの人が持っているであろうプライド。
プライドの高い人は脆いは正にその通りだと思った。弱さを隠し保身したいからプライドという盾に頼る。周りはそれに気付いていることが多い。
本当のプライドは誰かから邪険に扱われても余裕で笑って返せる。誰かに非難されても揺らがないから。
本当に自信があれば余裕がある。不遜な扱いを受け、心ないことを言われて余裕で返せないなら本当のプライドではない。薄いプライドは捨てる方が身軽に生きれる。
なるほど、教訓。
-
必要ないことに目を向ければ、本当に必要なことが見えてくる。「きのうと同じきょうを過ごすことは必要だ」当たり前のようで、当たり前なことじゃないから、穏やかな毎日に感謝したい。
-
女子栄養大学図書館OPAC▼
https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000052332 -
もはや実行してることだったり、共感できることだったり、いやいや違うなぁと自分と違うこともあったりという感じだが、スラスラ読める。学ぶことはあまりなかった…
-
「昨日と同じ今日」は、必要とは、イマココを生きること。規則正しい生活とセレンディピティ!
ミニマリストは不要とは、人は生きていく中で、物が増えることは、致し方ないことを認めた上で、必要なものだけを見極めることの方が大事ではないかと著者。御意!
自分がやった方が早いは不要。相談してみる。とにかく資料も書き出してみる。資料は、一枚。
目次を見て、?となったところを読んでみた。 -
生活の中で本当に必要なモノは何で、必要ないモノは何か。
これが目に見える「モノ」であれば判断しやすいのだが、目に見えないモノ、例えばコミュニケーションやプライド、価値観、固定概念などは案外見落としがち。
モノ余りの時代は断捨離というものも流行ったわけだが、今はモノよりも情報が余っている。
情報(思考)の断捨離が必要ですね。