フランス伝統料理と地方菓子の事典: 全地方の食文化や歴史、食材、ワイン、チーズの知識から料理・菓子の作り方まで俯瞰して理解できる
- 誠文堂新光社 (2021年8月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416521076
作品紹介・あらすじ
フランスの各地方における伝統料理と郷土菓子の特徴や作り方、さらにその背景となる歴史、食文化、食材、さらにワインやチーズの知識などを1冊にまとめた、今までにはなかった、作ることができる実用性と、見ても読んで参考になる資料性の高い決定版的な書籍です。
フランス料理の本、そしてフランス菓子の本は多数出ていますが、この各地方における料理と菓子のつながりも含めて解説している本はそうはありません。
また同時に、その知識を写真や絵画などを取り入れ、背景や食文化をわかりやすく解説した本も少ないです。
著書である大森由紀子さんは、パリの料理学校「リッツ・エスコフィエ」「ル・コルドン・ブルー」で料理・製菓を学び、さらにフランスの菓子店やレストランで研修を重ねることで、圧倒的な経験値を持つことで有名。
コロナ以前には、毎年のようにフランスの各地方の料理と菓子の現場を訪れ、常に新しい知識も吸収。
その大森氏の長年培った技術と知識という貴重な情報の数々を、このたび1冊の本にまとめることができました!
本書では、フランス全地方を21地方に分け、各々の地方別に伝統的な料理と地方独特の菓子をピックアップしつつ、その歴史や特徴と作り方(レシピ)を紹介した本であると同時に、その各地方ごとの食に関わる歴史や食文化、食材、さらにワインやチーズの知識までを事細かく解説を入れており、まさに各料理や菓子をその歴史を知りながら作ることもできますし、それらの料理や菓子が作られてきた背景を知ることができます。
アルザス地方、ロレーヌ地方、シャンパーニュ-アルデンヌ地方、ノール・パ・ド・カレ地方、ピカルディ―地方、イル・ド・フランス地方、ブルゴーニュ地方、フランシュ・コンテ地方、ローヌ・アルプ地方、オーヴェルニュ地方、プロヴァンス―アルプ―コートダジュール地方、ラングドック―ルシヨン地方、コルシカ島…。
各地方ごとに料理2品、菓子2品の計40品程度のレシピと、各レシピの歴史や周辺知識、地方の食生活や食文化などの知識などを盛りだくさんに紹介しています。
感想・レビュー・書評
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凄い、の一言に尽きる。フランス各地の料理、お菓子をまとめているだけでなく、その土地土地から産まれる原材料にまで言及した本。フランスが農業大国であることを思い知らされる。
志麻さんレシピで知った料理も紹介されていた。A.O.C.が何なのかが分からず、なんとなくで読んでいたが、細かなことを決めることによって農家さんを守っているんだな、ということはよく分かった。
生まれも育ちも日本だし、外国で暮らしたこともないけれど、同じような本を日本バージョンで私は書けない。見るだけでも楽しい装丁の本だし、少し作ってみたい、という気持ちにさせられるし、マロンとシャテーニュの違いなどの雑学も仕入れられる本。ただただ著者の研究熱心さに脱帽。 -
日頃、美味しい料理をご馳走してもらっている、長男のお嫁さんに感謝を込めてプレゼントした一冊。
ごちそうさまです。 -
2022 テーマ展示「旅」展示図書
京都外大図書館所蔵情報
資料ID:649600、請求記号:596.23||Omo -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/764489 -
フランス全地方の、料理と菓子のつながりを学べる良書。
歴史や食文化、うんちくまで網羅。
レシピも豊富に掲載している。
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OPACはコチラ!▼
https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000054287