長生きする鳥の育てかた: 愛鳥と末永く幸せに暮らす方法、教えます

著者 :
  • 誠文堂新光社
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本棚登録 : 72
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416521779

作品紹介・あらすじ

愛鳥に元気で長生きしてもらうために。
飼いはじめたときから知っておきたい、体・心のケアと「バード・ライフ・プランニング」のススメ

飼い主さんの知識が豊富になり、臨床医療などもすすんでいる今、以前よりも飼い鳥が長生きするようになっています。
うちの子にも、少しでも長く健康に、そして幸せに長生きしてもらいたい――どの飼い主さんも、そう願っています。

愛鳥が健康で長生きするためには、若い時期の食事のさせ方や暮らし方、体重管理を中心とする健康管理が不可欠。
また、その鳥の生理やメンタルに合わせた飼育も欠かせません。

愛鳥を短命にする要素を一つずつ取り除いていくことで、長生きが見えてきます。
また、健康診断や緊急時の対応など、鳥の医療をどう活用するかも、長寿をめざす鳥にとっては大切な要素になります。

本書は、これらのケアについて、またリスクやそれにどう対応すればよいのかを詳しくまとめました。
飼いはじめたときから、愛鳥のためにしてあげたいことを、やさしく解説する1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 鳥の飼育について書かれた貴重な本。野生とは異なる環境下で育つ鳥だからこそ、人間ができる限りのことを、適切な塩梅で意識的に行うことで「鳥生」を充実したものにしてもらうというスタンスがとても良かった。

  • ペットとしてニワトリを飼い始めたので、鳥の飼育書と思い購入。

    鳥を愛すること、具合が悪ければ病院に連れて行くこと、話しかけることスキンシップを取ること、
    人間由来の死因を出来るだけ排除すること、
    食事に気を使うこと、など。
    本のタイトルの通り長生きする鳥を育てるために大切な心構えがびっちり書かれていて、筆者の鳥を出来るだけ長生きさせたいという思いが伝わってきました。

    ただし、スキンシップの方法や栄養バランスなど飼育法についての具体的な記述は無く、また別の本で調べないといけないな。。。

  • 図書館のおすすめコーナーにあって気になって借りてみた。

    文章がとても素敵だった。
    うちに今いる長生きのインコちゃんのことを思うと涙が止まらなかった。

    もっと大切にしようと心から思った。

  • 良い本です。鳥飼いさんにも、これから鳥をお迎えしたい方にもおすすめしたい。

    本を読んでみて、色々分かっていて気をつけていつもりだったけど、曖昧になっていた部分に気付かされたり、認識を改めた部分もあったりして、鳥飼いとしての自分を見つめ直す良い機会になった。

    とにかく雛の身体形成の時の栄養が大事であることや、雛の時に親と一緒にいる事の大切さは、今の日本のペットショップを含む鳥流通システムの中で軽視されがちな部分であると感じている。その辺りは我が家の「親に育てられてハンドリングで人間に慣れた文鳥」のどっしりとした心身の健やかさに比べ、「生まれてすぐ巣引きされペットショップで大きくなったウロコインコ」のべた慣れだが分離不安状態を見るに明らかで、鳥の肉体的健康・心理的健康の為にペット業界が改善されることを切に願っている。
    特別新しい内容があるわけではないが、終始飼い主の覚悟と責任を問われている内容で気持ち新たに気を引き締め直させてもらった。
    とはいえ、極端な厳しい内容なのではなく、せっかく家族になったんだから長生きさせてあげたいね、幸せにしてあげたいね、どうしたら幸せにしてあげられるかな、という思いが根底にある優しい内容。もちろん温度管理に気をつける、や、肥満にさせない、など、実質寿命を伸ばすための重要事項も充実しているが、人間側がいかに鳥に寄り添って精神的な充足感を与えられることが大事であるかなど、鳥の精神面にも触れていて、飼い主自身鳥への向き合い方を改めて考えるきっかけとなった。

    鳥飼いさんが自分を振り返る一助となる本だが、これから鳥さんを飼いたいなって思っている方に是非とも読んでほしい!雛時が鳥の一生の健康を決める重要な時期である事や、病気や介護の事、鳥を飼うには財力がいることなど、リアルについても書いてあるので、それらをクリアできるかを踏まえて考えてみてほしい。

    私自身も、ウチの子達が天寿を全うするその時まで、愛されていると実感させてあげれるように愛情を目一杯注いでいこうと決意を強めた。

  • 鳥を長生きさせるために大切なことは、
    飼い主が正しい新しい知識をしっかり持つこと。
    ずっと変わらず愛情を注ぎ、毎日観察をすること。
    我が家の鳥たちと仲良く暮らしていきたい。

  • 鳥は鳥頭ではない
    パートナーとして暮らす配慮と覚悟が必要である

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著者プロフィール

作家。サイエンス・ライター。鳥を中心に、歴史と科学の両面から人間と動物の関係をルポルタージュするほか、先端の科学・技術を紹介する記事も執筆。おもな著作に、『鳥を識る』(春秋社)、『鳥が好きすぎて、すみません』『うちの鳥の老いじたく』(誠文堂新光社)、『知っているようで知らない鳥の話』『鳥の脳力を探る』『身近な鳥のふしぎ』『江戸時代に描かれた鳥たち』(SBクリエイティブ)、『身近な鳥のすごい辞典』『インコのひみつ』(イースト・プレス)、『大江戸飼い鳥草紙』(吉川弘文館)などがある。
日本鳥学会、ヒトと動物の関係学会、生き物文化誌学会ほか所属。

「2023年 『鳥を読む 文化鳥類学のススメ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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