増補版 地層の見方がわかる フィールド図鑑: 火山・津波・地すべり・地殻変動… 実際の地層や鉱物から成因・特徴がわかる

  • 誠文堂新光社
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416615713

作品紹介・あらすじ

本書は日本に存在する様々な地層や、出土した鉱物などを見ながら、どうしてそのような地層や地形が生まれたのか、また、どのような特徴を持っているのかなどを、簡潔な文章と写真で読み解いていきます。本書は、前著2008年7月に発行したものに、火山によって生じた地層、また津波による地層形成のメカニズムなどをわかりやすく解説します。また、最近では、地球上に存在する特筆すべき地形を、『ジオパーク』と呼んで後世に残そうという運動も始まっています。本書では、そんなジオパークについての解説も盛り込みます。

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと図版と文章のレイアウトが微妙で読みづらかった。

  • このところ絶景写真集をみて、心惹かれるのは「岩」。またブラタモリで城崎温泉近くの「玄武洞」をみてそのすごさにビックリ。実際近くまでいったのにツアーに入ってなかったのが残念。去年の旅行では根室の「車石」のすごさが頭に残っている。「柱状節理」これである。で、岩に興味を持ち図書館で本を借りてみた。

    「柱状節理」マグマが冷える時に縮んでひずみが出る。冷たい側からひびがはいり、徐々に開いていくことでできる。六角だけでなく四角、五画、八角系のこともある。田んぼが干上がる時に、泥の表面に入る乾裂も、一種の柱状節理とみなすことができる。なるほど。

    「岩脈」火山の下にはマグマの通った通り道があり、噴火が終息して山の浸蝕がはじまると、岩脈が顔を出す。
     札幌市「八剣山」 アメリカオレゴン州「クレーターレーク」

    「ホルンフェルス」花崗岩の熱で焼かれた堆積岩が再結晶したもの。局所的に生成。茨城県笠間。山口県萩市須佐。

    2015.1.24発行 図書館

  • 山陰を旅行した時に見た海食崖・海食洞がものすごく雄大かつ神秘的で、なんでこんな地形ができたんだろう?って思ったのが出発点。「ブラタモリ」でも地形や地層の話がよく出てくるし、少し勉強してみようと手に取った本です。様々な地形や地層、岩石の事がたくさんの写真とともに解説されています。ヘェ〜の連続で、今後、地面や岩を見るのが楽しくなりそうです!

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著者プロフィール

1948年兵庫県神戸生まれ、札幌育ち。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。国立研究開発法人産業技術総合研究所の附属博物館「地質標本館」館長を経て、産業技術総合研究所名誉リサーチャー。理学博士。主に熱水系の鉱物、温泉がつくる金鉱床を対象に研究してきた。著書に『日本の岩石と鉱物』(共著/東海大学出版会)、『検索入門 鉱物・岩石』(共著/保育社)、『賢治と鉱物』(共著/工作舎)、『地球 図説アースサイエンス』『鉱物・岩石の世界』『鉱物図鑑』『地層の見方がわかるフィールド図鑑』『地形がわかるフィールド図鑑』『薄片でよくわかる岩石図鑑』『岩石薄片図鑑』『新版 鉱物分類図鑑323』(いずれも誠文堂新光社)、訳書に『岩石と宝石の大図鑑』(誠文堂新光社)などがある。

「2023年 『鉱物・岩石入門 第3版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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