花ごよみ 365日: 季節を呼び込む身近な草花の生け方、愉しみ方

著者 :
  • 誠文堂新光社
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本棚登録 : 182
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416615782

作品紹介・あらすじ

春を告げる梅、道端に楚々と咲く夏のヒメジョオン、
紅葉に色づく葉っぱ、立ち枯れる冬のススキ……。
身近な草花を生けることは、身のまわりの季節を知ること。
「旬の野菜を味わうように、日々、旬の草花を生ける」をテーマに
365日、著者の「生活の中の花」を切り取った写真に、
花の生け方、愉しみ方を、短文を添えてご紹介。

著者が経験的に身につけた、
草花の季節の色やカタチ、匂いを取り入れる生け方は、
野山や庭先、花屋でも、身の回りで手に入る花材ばかり。
スペースも、毎日家族が食事をするテーブルのすみっこ、
リビングのローテーブルに、壁や食器棚の中など、
生活のスペースにさりげなく溶け込む、楽しみ方のヒントもあれこれ。

簡単で、センスよく。特別なスペースも道具も器もいらず、
気構えることなく日常に添った花の愉しみがあり、
それでいて、凛とした和の空気感を醸し出されることが魅力。
そんな雨宮スタイルの花生けのファンは多く、
本書には、すぐにまねたくなるアイデア満載です。

また、まいにちの花生けを美しい写真で紹介した本書は、
「きょうは何の花が旬だろう?」と草花の日めくりのように、
花を生ける人だけに限らず、花好きへ贈る一冊としてもおすすめ。
巻末に掲載した植物の索引もあり、花への興味を広げる手助けとなるはず。

感想・レビュー・書評

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  • 毎日1ページ、花をみる。それがたとえ、写真でも心が優しくなれる気がする。この本は、花だけではなく花瓶との合わせ方も勉強になる。

  • 写真も、添えられた文章も美しく、
    眺めているだけでも心楽しい。

    毎日、毎日、小さく移り行く季節を感じられる。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 手元に置いておきたいと思う本。
    こんな風にきれいに自然にお花を生けられるようになりたい。
    参考になります。

  • 時間の流れをゆったりと変えてくれるような一冊。

    陶器市のテントでよく見かける、陶芸家さんたちのざっくり素朴な生け花。
    身近な花や実を使い、気取らずに自由に季節を切り取る。
    そんな感じがもの凄く好きで、この本はドンピシャでした。

    生け花ほど格式張らず、かしこまらず、力を抜いて自然に任せるようなゆとりを感じる。
    心がホッとする生け方。

    休職中に癒しを求めて、前からやってみたかった一輪挿しに手を出した。
    今まで禿びた鉛筆を挿していたのだけど…ようやっとお花に。(笑)
    庭から適当に取ってきて憧れの陶芸家さんたちの真似をしてみて…、小さなことだけど、なんて心が解れる…。
    この本もめちゃくちゃ参考にします。ワクワクする。

  • 生花。というと、生花店で買われた花を生けるイメージが強いが、この作品たちは、身近に生えているものたちも多く含まれている。
    例えば、ナズナ、ハハコグサ、シロツメクサなどなど。

    かしこまった生け方ではないけれど、洗練された生花になって入りはところがすごいし、とても親しみやすい。

    こんな生花が、お家にあったら、季節をしっかりと味わえて、ゆったりした気分になれると思う。

  • 作家が女性ということもあってか全体的にやわらかな印象を受けます。
    洗練という点では今一歩と感じますが、親しみやすさがあり、一般的に広く好まれるデザイン・花の選び方だと思います。
    野の花などを普段から家に飾ることが習慣化しているような方には特に楽しめる内容と思います。

  • この本で素材として扱われる花は、生け花やフラワーアレンジメントに使われる高価な花だけでなく、身近な雑草も使われているところがよかった。

  • 色々な花の名前を知ることができました。

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著者プロフィール

花の教室「日々花」主宰
神奈川県生まれ。季節の草花を生活にとりこむ花の楽しみ方のレッスンを定期的に行う。
工芸作家とコラボした花器の提案をおこない、各地のギャラリーで企画展を催す。
花にまつわる執筆やスタイリングなどを手がけ、メディア掲載も多数。
著書に『花ごよみ 365日』(誠文堂新光社)がある。
hibihana.com

「2021年 『百葉帖 ―あらためて知りたい 見つめたい 100の葉たち。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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