音楽家の食卓: バッハ、ベートーヴェン、ブラームス… 11人のクラシック作曲家ゆかりのレシピとエピソード

著者 :
  • 誠文堂新光社
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本棚登録 : 223
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416619131

作品紹介・あらすじ

ドイツ・ヨーロッパの文化と料理の知識、クラシック音楽への造詣が深い著者が、中世ドイツ語圏の音楽家の旅した足跡をたどり、各地の郷土料理などを取り上げ、音楽家ゆかりの料理とエピソードを紹介します。

子供時代、毎日の食生活も満足でなかったベートーヴェン、生まれた時から裕福であったメンデルスゾーン、6歳からイタリアを始めドイツ、フランスなどあちこちを旅し、自分の音楽活動の場所を求めたモーツァルトなど、それぞれの音楽家の人生とともにあった旅と食をつづります。
音楽家の人生を辿る読み物として、ヨーロッパの料理や食材のルーツを探る食の本として、現地の写真も多数挿入し、旅のガイドとしても楽しめる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • バッハ、モーツァルト、ショパンなど著名な音楽家の生涯を紹介しつつ当時彼らが食べていた(かもしれない)料理のレシピも写真と一緒に収録。

    かつてドイツでは飲み水が良くなかったということから、バッハやモーツァルトなどは子供の頃から安全な飲み物としてビールを飲んでいたというのは驚いた。

    お料理も勿論だけれど、スイーツがどんな味なのか興味深い。大好きなババロアがドイツ発祥だったなんて初めて知った

  • 音楽家の生活の物語が楽しくて、お料理がそれぞれ写真で見られるのでとても興味深い内容だった。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/739914

  • 職業柄 西洋音楽史はとても密接で、これまで見聞きしたエピソードも多くあったけれど、食と結びつける事でそれぞれの偉大な作曲家の『人生』をさらに近くに感じる事ができました。レシピはドイツ料理の巨匠が書かれたもので、私のような料理ベタな人間には少し難しく感じられましたが、どれも美味しそうです。

  • 個人的に大好きなドイツ語圏の話が多く、とても興味深かった。

    昔のことだから当然だが、確証が持てないのが辛いところ。
    レシピが載っていて興味のあるものを実際に作れるのは嬉しいです。

  • 作曲家の生涯を、作品中心でなく旅の変遷やそれに伴う食生活、性格が簡潔に追えておもしろかった。
    支援者の妻と不倫するワーグナーの人格に引いた笑 指名手配されても国外逃亡できたり借金がかさんでも支援者が現れたり、悪運の強さにも引いた。

    レシピも頑張って材料を集めれば作れそうな感じで面白い。

    本の校閲?編集?が全体的にちょっと残念だった。句読点ミスあり、読みにくい文章あり、出典のない写真あり、奥付に著者名漏れ(⁉︎)でシールが貼られていたり。

  • バッハからブラームスまで有名どころ11名、その生涯とエピソードを交えつつ料理を紹介するスタイル。写真も豊富で、料理に詳しいレシピがあるのは有り難い。
    ただ、肝心の料理の大半が「~かもしれません」「~した事でしょう」等の憶測混じりで、実際に食べたか確証の無い品である事が残念でした。

  • 教科書にも載ってるクラシック音楽家達の人生を、住んでいた地域や演奏旅行、食事の観点からまとめたエピソード。

    縁のある建物の写真も多く、ガイドブック的でもある。料理のレシピや写真もシンプルで、あくまでも主役は音楽家達であることから意識が外れないので、音楽家達のエピソードに集中でき、また楽しめる。

    書きっぷりが軽くて、気軽に読めるので、
    お風呂に浸かりながら…朝の読書…で楽しんだ。

  • バッハからブラームスまで11人の生涯と
    ゆかりのある食事が掲載されています。
    ただしドイツのものが多いので見た目が地味と
    いうか質実剛健というか...。

    モーツァルトやベートーヴェンあたりは
    映画になってることもありどんな人生だったのか
    大体は知っていましたが、他の音楽家たちも
    なかなか波乱万丈の人生を送っていました。
    音楽ってお金にならないんですねぇ…。

    11人の中で驚いたのは詳しくなかったワーグナー。
    借金を踏み倒すし浮気しまくり。
    その後のブラームス(生涯独身)との差が激しすぎ。

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著者プロフィール

野田浩資:東京・六本木一丁目にあるレストラン「ツム・ アインホルン zum Einhorn」シェフ。ドイツをはじめ、ヨーロッパ各国で修業を重ね、帰国後、1994 年にレストランをオープン。伝統料理やドイツ直送の季節の味を求めて、在日のドイツ人も足繁く通い、日本でドイツの食文化を最も感じさせる店と高く評価されている。アートに造詣も深く、店内に国内外のアーティストの作品を展示したり音楽会を催す等、文化活動にも力を入れている。講演やテレビ出演も行う。著書に『音楽家の食卓』(誠文堂新光社)ほか、『野田シェフのドイツ料理(新装版)』(メトロポリタンプレス)、『ドイツの森の料理人』(教育出版センター)、『ワイン街道美食の旅』(グローバルメディア)、『ビールの国の贈りもの』(里文出版)など多数。

「2022年 『中世修道院の食卓』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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