漢字なりたち図鑑: 形から起源・由来を読み解く

著者 :
  • 誠文堂新光社
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416714225

作品紹介・あらすじ

私たちが普段よく目にし日常的に使っている「漢字」――PCやスマートフォンがこれだけ普及した今だからこそ、私たちの母国語である「日本語」を構成するこの漢字について、もう一度学び直してみるのはいかがでしょうか。
漢字は、そのものあるいは一部分でも意味を持っているため、はじめて目にした字でもおよその意味をつかむことができるという特徴があります。また、字の形から連想することで、「読み」や「意味」を言い当てることもできます。本書は、そのような独特の文字である漢字の成り立ちを、簡潔な文章と、ほのぼのとしたイラスト図解で解き明かしていく「図鑑感覚」の一冊です。
教育漢字1006字に日常生活のなかでよく目にする漢字を加えた1223字の漢字の成り立ちを、「人の体」「動物」「鳥」「植物」「天体と大地」、「気持ち」「家族」「仕事」「経済」など様々なジャンルやテーマごとに分類して解説するほか、漢字の歴史や古代文字、部首についてのコラムも充実した内容で、新聞や雑誌、テレビ、ネット、街のなかで目にする漢字がより一層興味深くなること間違いありません。
巻末には総画数による索引を収録。教育漢字については配当学年も記してあり、学習にも役立つ内容になっています。

感想・レビュー・書評

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  • 愛の字義は仏教の渇愛に近い。愛とは固執である。「愛(め)でる」と使えばピンとくるが、愛という語を日常で使うことはまずない。キリスト教で説くラブがわかりにくいのも愛が観念的である証左といっていいだろう。
    https://sessendo.blogspot.com/2020/09/blog-post_29.html

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著者プロフィール

円満字二郎(えんまんじ・じろう):1967年生まれ。大学卒業後、出版社で国語教科書や漢和辞典などの編集を担当。2008年に独立。現在は、ライターとして漢字に関する辞書やエッセイなどを執筆するほか、東京や名古屋のカルチャーセンターで漢字に関する講座を持つ。著書に、『語彙力をつける 入試漢字2600 』(筑摩書房)、『漢字が日本語になるまで』(ちくまQブックス)、『漢字ときあかし辞典』『部首ときあかし辞典』『漢字の使い分けときあかし辞典』『四字熟語ときあかし辞典』(以上、研究社)、『漢字の動物苑』(岩波書店)など多数。

「2023年 『高校生のための語彙+漢字2000』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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