- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418112180
作品紹介・あらすじ
神聖ローマ帝国のハプスブルク家皇女から、ブルボン王朝フランス王妃へ。歴史の奔流にのまれ、革命の露と消えた王妃マリー・アントワネット。誰よりも優雅を愛したその美の肖像と、数々の歴史遺産を巡る。
感想・レビュー・書評
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副題:”華麗なる城館と離宮へ。王妃の「美学」に触れる歴史紀行”
Sommaire:Chapitre 1 永遠の美の刻印 マリー・アントワネットの肖像、Chapitre 2 世紀の花嫁 マリー・アントワネットの婚礼街道、Chapitre 3 王妃の美の城館 ヴェルサイユとプチ・トリアノン、Chapitre 4 王妃の嗜好 その美の遺産、Chapitre 5 マリー・アントワネット 心の軌跡詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
写真家南川三治朗さんの美しい写真がふんだんに使われていて見るだけでも楽しい。
パリに移ってからの後半生には触れていないので、
ウィーンとヴェルサイユ、各宮廷の華やかなりし時代のマリーアントワネットを知りたい人にはうってつけの本です。
と言っても、マリー・アントワネットの人となりについてではなく、
王妃がコーディネートしたインテリアや、使用していた食器など、
彼女をとりまく品々を取り上げた内容となっています。 -
すごいキレイ!
アントワネットの肖像画だけでなく、ベルサイユ宮殿やプチトリアノンの内装に家具が素敵でうっとりします。特にプチトリアノンは彼女のセンスの良さがうかがえます。
アントワネットの花嫁街道について書かれていたり、お気に入りの画家ヴィジェ・ルブランについても書かれていたりしているので、画像だけではなく文章も十分楽しめると思います。
「王妃の村里」はのどかな田園風景で、行ってみたくなりました。 -
南川三治郎さんによる写真が美しい大型本。眺めているだけで楽しい。マリー・アントワネットの婚礼街道が興味深い。ヴィジェ・ルブラン展を記念した南川三治郎さんの講演会は東日本大震災で中止になってしまった。きっとこの本に掲載された写真を使った楽しいお話が聞けただろうに。ヴィジェ・ルブラン展で購入。2011年3月15日初版発行。
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立ち読み:2011/5/3
[図書館]
読了:2011/5/24
最初の方にルブラン初め色々な画家によるアントワネットの絵が一度に見られるのがよい。
p.56 「王妃の寝室」
p.98 「マリー・アントワネットのお菓子」
など、見てるだけで目が楽しい写真もたくさん。
アントワネットとマリア・テレジアとの往復書簡の実物、遺髪入りペンダントなど、興味深い写真もあった。
文章はツヴァイクやベルばらからの引用?と思わせる、ありきたりな内容だった。