- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418225026
作品紹介・あらすじ
目指した夢は「フィンランドで寿司職人。」
北欧への一目惚れから始まった「こじらせライフ」、ますます加速!
夢を追う日々、そして叶えた先に待っていた、予測不能な景色とは…?
大反響『北欧こじらせ日記』の続編が待望の刊行!
ますます加速するこじらせライフを、
今回もオールカラー&読みやすい糸綴じ製本でまるっとお届け。
SNSの話題エピソードに、初公開エピソードを大幅追加!
北欧好きをこじらせた会社員が、寄り道だらけの人生で見つけた自分だけの夢の道。
それはまさかの…フィンランドで、寿司職人?
13年越しの夢を叶えるまでの、人との出会いや、小さな決心、気づきの数々。
夢を叶えた後に広がる、予測不能な景色とは…。
ますます加速する「こじらせライフ」で
癒しと元気をフル充電!
感想・レビュー・書評
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ついに念願のフィンランド移住の夢を叶えたChikaさんの本3冊目。今回も、中身のとても濃い充実した本で読めて良かったと思った。
平日は会社員の仕事をしながら週末に寿司職人の学校に通い、寿司屋での修業をこなしつつ英会話も習い、フィンランドへの転職に見事成功させたのは本当にすごい。フィンランド愛が本物であるだけでなく、辛い時も多々あったと思うが、へこたれず前向きに頑張り続けた結果なのだろうなぁ。
Chikaさんはもちろん本人の努力もすごいのだが、触れ合う人みんなをとても大切にしていて、目の前のことに真摯に向き合い、常に感謝の気持ちを持っている様子が伝わってきて、だから周りのみんなも応援したくなるのだなとつくづく感じた。
少しネタバレになってしまうが、通販で購入できる海外のDNAテストキットで、自分のルーツがわかるテストがあるそうだが、なんとChikaさんの結果にはフィンランドのルーツが少し含まれていたとのこと!DNAレベルでもフィンランドと縁があることに驚くと同時にとても納得してしまった。きっと直感的に好きな国には(今回のように目に見える形だけでなく)何らかの縁が必ずあるのだろうと思う。
移住後、超多忙な仕事をこなしつつフィンランド生活も楽しんでいる様子のChikaさん。直接の知り合いでないけど、これからも応援しているし、私も頑張ろうと思う。
今度、テレビドラマ化もされるようでそちらも楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『北欧こじらせ日記』では、著者に対して「行動すれば何とかなる」というがむしゃら系の印象があったけれど、続編であるこの本を読むと、ちゃんと計画的に準備をする完璧主義者であることが分かり、意外だった。
「完璧じゃなくてもいいんだよ」というフィンランドの友だちや知人の後押しがあって、夢を叶える一歩を踏み出すチカさん。
でも不安の種はたくさんあるから、一つ一つきちんと準備をして、「失敗しても大丈夫」なようにしておく。
何歳からでも夢は叶えることができるし、遠回りと思えることは実は「先回り」して準備している期間だという言葉に、勇気をもらえる。
人生でやりたいことがある人は、ぜひ読んでほしい。 -
「フィンランドに住みたい」という夢の実現に向け、ついに寿司職人への道を歩み始めた著者のちかさん。
最初に寿司職人という活路を見出してから、実際に寿司学校に通い始めるまでに5年の月日が経ったそうで、いくら時間がかかろうと諦めてはいない気持ちが素敵だと思った。
私も同じように、何かを始めようと思ったらまずはとことん準備から始めてしまうタイプ。石橋を叩いて叩いて渡らないどころか、壊してやめてしまうことさえある。
新しい環境になかなか飛び込めないところが似ている気がして、ちかさんに親近感を覚えてしまった。ちかさんが言うように、私にとってもちかさんの北欧こじらせ人生が「自分と似た境遇の人の話」であり、「自分だけのヒーロー」なのかもしれない。
寿司学校での修業は、大変なこともたくさんあったのだろうけれど、コミカルでとても楽しそうだった。姿造りの写真のなんと豪勢なこと……!あと大根の神さまが可愛い。
卒業後も仕事を掛け持ちして研鑽を積み、フィンランド移住のための就活をして、英語の面接を突破して、見事にオファーレターを受け取ったところでは、祝福と感動で思わず涙ぐんだ。
夢を言葉にして発信したり、夢に向かって努力していたりすれば、それを応援する力が集まる。
本書でたくさん描かれている、ちかさん以上にちかさんの夢を信じていたまわりの人たちがとにかく優しくてあたたかいのだけど、夢を追って努力し続ける姿は自然とそういう人たちを引き寄せるのだろう。
そして憧れのフィンランドの地で、さらなる成長を遂げているちかさんを本当に心から尊敬。見習いたいところがたくさん。
私も「いつか」を「今」に変えるため、まずはなにからはじめよう!とワクワクする前向きな気持ちを呼び起こされた。
フィンランド好きはもちろん、そうじゃない人にも読んでもらいたい。夢を追うこと、夢を実現させることの素晴らしさにあふれた、人生讃歌のような一冊です。 -
移住決定編。chikaさんの北欧への愛が溢れている。好きなものへ突き進む行動力や努力は前編に引き続き突き抜けている。そのエネルギーはどこから湧いてくるのだろうと思うほど。可愛らしいイラストと文章でほっこりしている。まさに、類は友を呼ぶのだろう。chikaさんの人柄のせいもあってか周りに集まる人たちも良い人たちばかり。読んでいて癒やされる。
コロナ禍にもかかわらず、移住実行!さらなる続編を期待。 -
『マイ・フィンランドルーティン』・『北欧こじらせ日記』と読んできて、やっと『移住決定編』を読むことができた。
何よりも、チカさんの夢が叶って、好きなフィンランドで仕事を持って暮らせるようになったことが喜ばしい。しかも日本のご家族やご友人との絆も繋ぎながらだ。なお良い。
御本人は謙遜されていらっしゃるが、私から見れば、元々の英語の語学力やセンス、仕事に対する能力は相当に高い。だけれど、コンサルをやりながら、『お寿司の職人さん』になろうとは、普通の人は考えないだろう。いくら好きなフィンランドで、寿司職人が求められていたって、私なら『畑違いすぎて無理』って考えるだろう。
そこを、どうやったらなれるのか、調べて学校でイチから学ぼうって決める、その柔軟さがすごい。語学や社会人としての実務スキル以上の、素晴らしい資質で、宝物だ。こつこつとスキルをつけるのも偉いけど、素直に『こうしたい』って周りに言えてるのも素敵。
応援したくなる、よいお人柄なんだろうな。これからも良いことが、たくさん繋がってゆきますように。 -
▷あらすじ
前作では、毎年のフィンランド旅行や漠然としたフィンランド移住計画についての夢が語られていた。今作は、ついに寿司学校を卒業し、フィンランドでの就職先も決まって、移住へ!!
▶︎感想
語学力や寿司の技術力への不安を抱えながらも、本当に沢山の友人や仲間たちに支えられ、日本を無事に旅立つシーンには、心打たれた。
"好き"や"憧れ"という気持ちを持ち続けることって、意外と難しいよね。現実的に考えてしまったり、本当にやっていけるのかとか、尻込みしてしまうのが殆どだと思う。
作者のchikaさんは、そんな不安を消し去るために、沢山の準備と努力をして、励ましてくれる友人もいて、この夢を勝ち取ったんだと思う。
本当に素晴らしい。
同じ年代の女性として、とても励まされた。 -
「北欧に住みたい」という思いで終わらずに、準備・行動して結果を出した事に尊敬いたします。
下記の言葉は読んでいて泣きそうになりました。
<寿司学校の卒業式>
・働きながら通い続けられるか不安だったけど卒業できた。それが自身になって、これから“ 学ぶハードルは”グッと下がる気がする
<願い>
・流れ星を見てすぐに願いを言えるのは、願う準備が出来ている人だけです! -
海外移住に向けて、作者さんが実際にどんなアプローチをしたかがよく分かりました。そして、やはりそれ相応の努力をなさっていたんだなと。叶うべくして叶った夢だと思います。
お人柄が本によく表れていて、すっかりファンになってしまいました。 -
かなり具体的なステップとその時の心情やきっかけとなった出来事を書いてくださっており、海外移住本的でもあり、自己啓発的でもあると感じました。
ものすごい学びがあり、過小にも過大にも書いていないように思えます。何より人柄というか、読んでいてとても心が洗われます。