マンガ世界の文学 (6) 椿姫

  • 世界文化社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418962044

感想・レビュー・書評

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  • 舞台はパリの社交界。高級娼婦マグリットと青年アルマンの悲恋物語。
    マグリットの死後、「もう一度彼女の顔が見たい」と、アルマンが彼女の墓を開けて泣き崩れるところから始まり、彼女との出来事を回想する話ーーー
    二人は結ばれパリ郊外で暮らし始めるが長くは続かない。息子の良からぬ噂を聞いた父親から別れるよう告げられ、マグリットは身を引き娼婦に戻る。裏切られたと思い込んだアルマンはマグリットを憎み復讐をする。
    次第にマグリットは持病を悪化させこの世を去る。死後に真相や自分への一途な想いを知るアルマン…。

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    難しそうな話をまずは漫画で。
    マンガ「ガラスの仮面」で、女優を目指す主人公マヤが初めて見る舞台劇として登場するので、これもちょっと知っているつもりになっていた^^;

    印象深い場面は、マグリットとアルマンの父親の対面。身を引く約束をする時に、「ご自分のお嬢様になさるようなキスをしてくださいまし」「お父様のキスは私のひるむ心を強くしてくださいますわ」とマグリットが涙ながらに願うところが悲しく、また彼女の最後の強い決意として涙を誘う。またそれに応じる父親。お金をねだられると思いきやそうではない。息子の大成を願う父親だけど、マグリットの誠実さに気付く。しっかりと娘のようにマグリット抱き、二人で泣く。
    また「椿姫」と呼ばれたのは、月の25日間は白い椿、残り5日は赤い椿を身に付けたためというのも初めて知った。(女性の月のものの期間に関係があるらしい)
    それにしてもアルマン……子どもっぽさを感じて魅力を感じなかった。何も知らずにマグリットに嫌がらせをするし。原作ではどのように描かれているのだろう。辛口ごめんなさい。

    • ポプラ並木さん
      なおなおさん、
      おはよう!
      椿姫、https://www.nntt.jac.go.jp/opera/latraviata/
      以前、新国...
      なおなおさん、
      おはよう!
      椿姫、https://www.nntt.jac.go.jp/opera/latraviata/
      以前、新国立劇場で生オペラを見ました(大学生の引率でした。。。)。
      ド迫力でした。
      内容を忘れてしまいましたが、復讐のお話しでしたよね?
      マンガから読むのも面白そうね。
      2022/11/27
    • なおなおさん
      ポプラ並木さん、おはようございます(*´꒳`ฅ゙♪
      私は原作を読む前に(読まないかもだけど^^;)簡単に物語を把握しておきたくて。最近このシ...
      ポプラ並木さん、おはようございます(*´꒳`ฅ゙♪
      私は原作を読む前に(読まないかもだけど^^;)簡単に物語を把握しておきたくて。最近このシリーズにハマっております。
      アルマンの復讐場面は後半にありました。
      「椿姫」と検索すると、まずオペラが出てきますよね。
      生オペラを観られたのですね!いいですね(^^)
      2022/11/27
  • #2886ー25ー181

  • 昔々のカラーシリーズだったか?の時の物ではなくて、最近に描かれたもの。わたなべまさこ先生も椿姫から離れられないのね。私も。オペラだけど。

  • 骨だけにすると
    ①単なる世間知らずの田舎出身ボンボン新米弁護士がパリの高級娼婦に身の丈も知らずに猛アタック
    ②田舎モノらしい率直さがめずらしくて高級娼婦の心をゲット
    ③でも、平気で彼女のヒモ男状態になったり、具体的解決策を何もとらずにメソメソうじうじしているダメ男極まりなく
    ④結果的に娼婦は肺病で不幸なまま死にました。
    【結論】ダメ男だからダメだったんじゃん!
    ……ってお話。

    この「ダメ男」をいかにピュアな青年に見せて、顔は良いけれど頭はかなり足りなさそうなヒロインをいかに純真な天使っぽく見せるかが腕のみせどころなのに…。

    絵をもっと上手な人に描かせれば良かったと思いました。
    とにかく全員の口元がだらしない!

    デッサンがいまいちの昭和の少女まんがみたいな絵で、本当に最初から最後までアルマン(ダメ男の名前)がムカつく男でしょうがなかったです。
    ヒロインの椿姫も全く美しくないし…。

    素敵な映画なども知っているので、これはないだろうって1冊でした。
    辛口ですいません。

  •  これも題名だけは知っていた作品。
     椿姫が健気で儚く美しいです。

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