- Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422114637
感想・レビュー・書評
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双極性障害は、遺伝子が関係する脳の病気であり、基本は薬物療法となる。加えて、基本的な生活リズムを、社会関係にといても構築する「社会リズム療法」と、「対人関係療法」を説明した良書。
<シリーズ対人関係療法>の第三弾である。
内容は、双極性障害の基本とそれに対する薬物療法の基本をまとめており、その上で社会リズム療法、悲哀、役割の不一致、役割の変化、対人関係の欠如、の4点を中心に対人関係療法をまとめており、最終章で対策チームについてまとめている。
社会リズム、対人関係療法についての入門書が少ないので、興味がある人は読んでみても損はしないと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
双極性障害に対する社会リズム、対人関係療法についての、ご家族向けの本。
双極性障害で特に知っておくべき注意事項、ポイントが記載されているが、実際の運用の詳細については『「対人関係療法でなおすうつ」を参照ください』と肩透かし。しかし、分かりやすくまとまってはいると思う。 -
双極性障害に対応するためのポイントのみに絞った良書。患者、周囲、医療従事者まで広く浅く書かれている。とても読みやすいページ構成になっており、私の場合は1時間ちょっとで読んでしまった。ある程度この病気に本気で取り組んでいる人にはもの足りない内容ではあるが、この病気に認定されたらまず読むことを勧める。
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非常にわかりやすいです!!
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双極性障害そのものについてはそれほど深い記述はないが,肥満が双極性障害の予後不良因子であることや,遺伝的背景があることなど細かい新情報はある。薬物療法とIPSRTの併用は効果が期待できそう。5項目SRMなら簡易だし継続もできるのではないだろうか。しかしまぁ,双極性障害については,最近色々な本が出版されており,ちょっとしたブームのようだ。逆に言えば,やっと注目され始めた病気であり,まだまだ分からないことが多い。今の状況をうまく活用して研究が進むと良いけど。