傾聴の心理学: PCAをまなぶ:カウンセリング/フォーカシング/エンカウンター・グループ

制作 : 坂中 正義 
  • 創元社
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本棚登録 : 103
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422116686

作品紹介・あらすじ

こころの援助の極みがカウンセリング・心理療法なら、社会のなかでの援助一般においてもそのエッセンスは重視されます。そうして「傾聴」は、教育・福祉・医療・司法などの対人援助職のみならず、それらを支えるボランティアの基本的姿勢として位置づけられてきました。日常生活においても、さまざまな援助の場面が存在し、そんなときにも「傾聴」は意識されるようになってきました。また、対人援助という文脈に留まらず、相互理解が求められるようなシーンでも「傾聴」の重要性は理解されるようにもなりました。 また昨今、こころの援助の領域では「臨床心理士」の着実な定着とともに「公認心理師」資格が整備されつつあります。また教育界では、アクティブラーニングといった「学習者中心」の教育がトピックスとなっています。前述のようにさまざまなシーンでの「傾聴」の重要性が叫ばれているという状況もあり、その基礎理論といえるPCAの学習の重要性は、ますます高まっているといえます。 このようななかで、今あらためて「傾聴」という態度・姿勢をその芯から学びなおそう! とのねらいで、この本は編まれました。傾聴の生みの親である「パーソンセンタード・アプローチ」のすべてを総覧することから始めましょう!!

感想・レビュー・書評

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  • 入門書として,とてもバランスが良いと感じる。
    そして柔らかい雰囲気が好み。

    深く学ぶための取っ掛かりが丁寧に設けられていて,「ここがもっと知りたい」と思ったときのための良書紹介が役立つ。とりあえず手元に一冊置いておいておきたい……

  • やり方やテクニックとして捉えると本質を見失う。安易な傾聴理解に警鐘鳴らす本。この手の本の中ではかなりわかりやすい。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/780119

  • 参考図書

  • PCA(パーソンセンタード・アプローチ)理論の成り立ちと発展を学ぶための、大学学部生をメインターゲットとした初学者向けの入門書と位置づけられている。
    カール・ロジャースの取り組みを中心に、クライエント中心療法、エンカウンターグループ、ジェンドリンのフォーカシング、それらの様々なグループ・状況・分野へのアプローチの展開、PCAの学び方が述べられている。
    セラピストを目指しているわけではない自分にとっては、さほど必要な情報ではないと感じた。
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著者プロフィール

1970年、山口県生まれ。

埼玉大学教育学部卒業。九州大学大学院教育学研究科博士後期課程(教育心理学専攻)退学。博士(心理学)。

現在、南山大学人文学部。
公認心理師、臨床心理士。

「2020年 『エンカウンター・グループの新展開』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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