エセンシャル・ユング: ユングが語るユング心理学 (創元アーカイブス)

著者 : A・ストー 菅野信夫 皆藤章 濱野清志 川嵜克哲

制作 : A・ストー 

• 創元社 (2020年5月27日発売)

作品紹介・あらすじ

本書は、イギリスの著名な分析心理学者の一人であるアンソニー・ストーによる、ユングの代表的著作および諸論文からの精選抜粋集である。ユングは生涯を通じて精力的に著述活動を続け、その全集は18巻におよぶ。さらに書簡集が2巻とフロイトとの往復書簡集、自伝がある。それら全てを読破するのは困難だが、本書は、10章に分けてユングの文章をそのまま引用し、各章に編者による解説と案内文が付されたもので、1冊でユング心理学の本質的特徴を汲み取ることができるものである。

感想・レビュー・書評

[kulibmdさんの感想 · 2024年3月6日]

2階心理学 : 146.1/JUN : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410167483

著者プロフィール

アンソニー・ストー（Anthony Storr）
1920年生まれ。ウィンチェスターにあるキリスト教大学ケンブリッジ校，その後ウェストミンスター病院で教育を受ける。1944年に医師資格を取得したのち，精神医学を専門としランネル精神病院とモーズレー病院に勤務する。ユング研究所で分析家としての訓練も受けるが，分析心理学のどの学派の信奉者としてみられることも好んでいない。主著に，『完全な人格』（1960），『性的逸脱』（1964），『人間の攻撃性』（1968），『人間の破壊主義』（1972），『創造のダイナミックス』（1972），『心理療法の技術』（1979）などがある。また，多くの論文の論評や論説を『サンデイ・タイムズ』誌の文芸時評付録と『スペクテイター』誌に寄稿している。現在，ストー博士は，オックスフォード州の心理療法顧問，オックスフォードのグリーン大学評議員，オックスフォード大学の精神医学臨床講師である。

「2020年 『エセンシャル・ユング』 で使われていた紹介文から引用しています。」