本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784422118130
作品紹介・あらすじ
企業において人事担当者が行う面接や教育現場で学校の先生が行う面接だけでなく、世の中には「人が人と会って話を聴き出す場」が数多くあります。
たとえ目的はさまざまであっても、共通しているのは相手と信頼関係を築き、お互いの理解を深めていくことです。
本書は、具体的な質問の仕方から相手との向き合い方や関係の作り方、オンライン面接のコツまで、プロのカウンセラーが現場の中で培った知恵や工夫を余すところなく伝えます。
ベスト&ロングセラー『プロカウンセラーの聞く技術』『プロカウンセラーの共感の技術』に続く、相手と深い信頼関係を築くための一冊。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
【目次】
01 信頼関係を作る
02 目標についての合意はできているか
03 さらに面接の目標について
04 面接におけるリーダーシップのあり方
05 オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョン
06 人の「私的で内的な世界」を尋ねる
07 話してくれない相手
08 本音は引き出すべき?
09 相手に語らせる
10 相手の答えよりもあなたの質問が鍵である
11 第一印象の重要性
12 第一印象がすごくよいとき
13 人を見る目
14 表面的な話をする相手
15 具体的に話してもらう
16 相手のプライドを守る
17 技術としての沈黙
18 「説得」しない
19 好奇心を持つ
20 思い通りに人を動かす?
21 あら探しをしない
22 一度の出会いで分かることと、分からないこと
23 服装・髪型・装身具
24 面接空間のデザインについて
25 相手の話が聞き取れないとき、理解できないとき
26 役割分担する
27 初対面の緊張
28 質問の裏技
29 もったいぶる
30 直観に開かれる
31 疲れているとき
32 受け容れがたい感情を向けられたとき
33 相手に不適切な感情を抱いたとき
34 訊きづらいことを訊かなくてはいけないとき
35 面接者が自分のことを話すのは?
36 二種類の自己開示
37 泣きそうになっても涙を抑えるべき?
38 強く被害を訴えている人の面接
39 笑顔でつらい話をする人
40 対面の面接とオンラインの面接
41 オンライン面接のコツ
42 年齢や性別などのギャップをどう超えるか?
43 マニュアルと面接者の個性
44 共感されることを受け入れる
45 無意識的で比喩的なコミュニケーション
46 動機づけのない相手との面接
47 面接者の対応を責められたとき
48 ユーモアの効用
49 相手の立場に立つ
50 あとはお任せ -
・人は何かを見ようと意気込んでみるとき、見たいものしか見ない。
・オープン、クローズクエスチョンは、形式ではなく働きで区別する。
つまり、それまでの対話の流れを元にして相手の自由な反応を促進しているか、逆に、自由度を狭めて話題をよりフォーカスしているかだ。
・相手が言うことによって前に進める言葉は繰り返し言ってもらう。
・面接者から見て「どうでもいい話」と思えるような場合でも、すぐにそう決めつけず、じっくり聞いてみると、そこから意味深い展望がひらけることがある。
・客観で話す人を、うまい具合に主観で話してもらう。
・直接「なぜ?」と聞くのではなく、他者から客観的に見た様子を答えてもらう。
「その時あなたの周りにいた人に、私が『〇〇さんはどんな様子でしたか?普段とは違うどんなところに気づきましたか?』と尋ねたとしたら、その人は何というでしょうか?」
・相手に責任がある領域の質問を直接聞かない。
・面接者に必要なのは、相手がどう受け取るだろうかという観点で質問すること。
そして率直に答えることに伴う相手の重荷を少しでも取り除き、相手のプライドを守ること。
・質問する人は、質問によってかなりの情報を相手に伝えている。
たとえば、「その事を奥さんに言うとしたら、どんな感じがするのかな?」=「私はあなたが奥さんに言ったほうが良いと思います」
しかも、あからさまなアドバイスの形にならずに済む。
相手を褒める時にも有効。
また、特定のイメージを考えさせる時にも有効。
・自分が主流文化にいる時は、マイクロアグレッションしてないか注意。
・前後の脈絡なく唐突に雑談のようなトーンで比喩的な話がされる時がある。これらを無意識的なコミュニケーションかもしれないととることで、面接におけるコミュニケーションが豊かになる。 -
仕事で人の話を聴く機会が多いので、「表面的な話をする相手」や「第一印象がすごくよいとき」など、思い当たる人がいて参考になった。性格は存在しないという話も興味深かった。人は多面的で、奥深いなぁ
-
採用面接の話かと思ったけど、1対1の対話で大切なこと、信頼を得るために大切なことなどの全般が記載してあり、とても良かった
-
■書名
書名:プロカウンセラーの面接の技術
著者:杉原 保史 (著)
■感想
カウンセラーが面接のテクニックについて、色々と記載している一冊。
個人的には、うーんという感じ。
新しいこと書いてあるのかな?という感じです。
あと、所々、この人のクセなのか、上から目線で言葉が引っかかりました。
相手目線でやっていると思っているようですが、どうにも、言葉が
軽い感じがします。
なんというか、本だけ読むと信用できない人という感じに感じました。
なんというか小手先のテクニックでいかにごまかすか?という感じに
思えます。精神的に病んでいる方々に対しては「いかにごまかすか?」
が重要なのも分かる気はします。でも、結局、この人も自身も言っている
ように、いくら取り繕っても、ふいに出る言葉、態度で本心は伝わります。
なので、この本のテクニックも大事だけど、結局人間性が根本にあるべき
なのですが、その点については触れてないのですよね。
こういう人を信用するのは難しいな~と思います。
性格を決めつけないというのは最もだと思うのですが、だからといって
面接する側の性格/人間性を放棄するのは違うのでは?と思います。
寄り添うという言葉は本書の中でたくさん出てきますが、クライアント(金のため)
には寄り添うけど、人間として寄り添う気はないんだな~というのも同時に
感じるのは本書です。
仕事とすれば当たり前だと思いますけど、こういう本を出すのであれば
もう少しうまくやればいいのにと思います。隠すなら100%隠さないと。
隠さないのであれば、どうどうと宣言しないと。姑息な人という印象で
しかないです。
何度もいいますが「カウンセラー」としては何も問題はなく優秀なのだと
思います。ですが、「本を出すカウンセラー」としては下手だな~と
感じました。
なお、この方は会ったりしたら違う人なのかもしれないです。
実際、読者は本から判断するしかないわけで、まあ、私がそう感じたという
所です。
また、基本的に、絶対的なテクニックは存在しないです。
相手によって対応が変わるので、こういうやり方もありますという紹介であり
これをやったら絶対上手くいくという紹介では無いです。
話し方、プレゼン、聞き方などの本を読んでいる方であれば、特に新しく得るもの
は無い気がしました。 -
医学部分館2階心理学 : 146.8/SUG : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410170657
-
著者プロフィール
杉原保史の作品





