- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784422140230
作品紹介・あらすじ
「何のために生きるのか」という哲学的命題から、生活上の悩みごとに至るまで、スリランカ仏教界の長老が、現代人のさまざまな問いに答え、やさしい語り口で万人に説く。読むほどに心やすらぐ、自分を生きるための問答集。
感想・レビュー・書評
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根っこ、土台。盤石ですな。
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図書館で借りた本。何冊目かのスマナサーラさんの本ですが、この方のメッセージはシンプルで力強さがあるのか、自分の心にサッと入ってきます。
ただ、本書も後半からスマナサーラ節が炸裂し、キリスト教や西洋文化およびそれらを模倣している日本人を痛烈に批判しているところが、ちょっと残念に思いました。 -
シンプルでわかりやすい「ブッダの教え」入門書。「仏教」入門ではない、ところがポイント。いろいろ付け加えられてごたごたしてる仏教じゃなくて、お釈迦様というのはいいこと言うなぁ、と素直に頷ける。
たとえば「祈り」について「<あれはおねだりすることだから、品のない行為です><仏教は、「神様何とかしてくれ」でじゃなくて、「自分で何とかしなさい」という教えなのです>と、すっぱりと言ってくれる。「神様は存在するのでしょうか」という問いには<仏教では、「絶対存在しない。あり得ない」という態度、ああすっきり。
仏教を「正しく生きるための実践マニュアル」だと考える本書のスタンスは、たいへん魅力的だ。 -
『自分に迷惑をかけない。他人にも迷惑をかけない。そして世間にも迷惑をかけない』
『他人が怒ったと知って、自分は怒らす落ち着いている。その人は自分にも相手にもよい事をしている。両方の心を癒している。』
『怒らないこと』がブッダの大きな教えのひとつのようです。 -
私の知っている範囲の日本の仏教とはかなり違う印象。
うなづける部分とそうでない部分があった。
勉強になった。 -
宗教に関心のうすい多くの日本人のうちのひとりだった自分が、
同じく宗教に関心のない友達に「生きるヒント」を教えたく思い入手した。
A・スマナサーラさんはスリランカの部派仏教(テーラワーダ仏教)の長老。
さすが、仏教を実践面、理論面の両面で体得されただけあり、
真理を「生きるヒント」にまで噛み砕いた解説は、とても分かりやすくおススメだ。
「方便」とはまさにこのことかと、凡夫である私はただただ感心した。