世界で一番美しいアシカ・アザラシ図鑑

著者 :
制作 : 水口 博也 
  • 創元社
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本棚登録 : 41
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784422430478

作品紹介・あらすじ

水族館のショーで人気のアシカや愛くるしい姿で話題を集めるアザラシ、海中を機敏に泳ぐオットセイや2トン近くの巨体を横たえ群れで暮らすセイウチなど、四肢がヒレ状になった鰭脚〈ききゃく〉類と呼ばれる仲間たちを紹介するビジュアル図鑑。

北極海をはじめとする世界中の海で撮影された美しくダイナミックな生態写真のほか、写真家や研究者による寄稿、コラムも充実。

姿かたちが似ているグループの進化の秘密にも迫る「海獣ファン」必携の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 円山動物園のアザラシに魅了されて手に取りました、第三弾。なので、アシカやオットセイにもふれられてたけど、アザラシのところを中心に。アザラシの子育て。ホッキョクグマによる捕食。体重2トンにもおよぶ雄が350kgの雌を囲う種類のアザラシは、新参の雄と激しく争ったり。北極や南極をはじめとした冷たい海にいるものだとばかり思っていたら、カリフォルニアで熱中症になるアザラシや、地中海やガラパゴス諸島に住むあざらしバイカル湖やカスピ海といった湖に住む種類など、あちこちにいるんだな、と。一時間ももぐっていられる種や、子へ授乳する二週間はそれに集中して、食事は取らず、蓄えた脂肪のみで生きて、その後、子を置いて海へ旅立つ母親。気候変動の波にもまれ、少なくなった海氷のせいで、より北へ向かわざるを得なかったり、天敵に捕食されやすくなったり。また湖に住む種は、化学物質がたまりやすいという地勢から、有毒物質をためこみやすくなって、健康被害が出ていたり、と。知りたかったことがさまざまに知れて、豊富な図版にも親しめた一冊でした。

  • 三重県にある鳥羽水族館。
    そこに、バイカルアザラシの「ニコ」がいる。
    今はもう大人になってしまったが、
    赤ちゃんの頃のおじさん顔に惚れてしまった(笑)
    アシカアザラシ、とても愛嬌がありなんか人間ぽいところにクスッと♪

  • 水族館でおなじみのアシカやアザラシなど、四肢がヒレ状になった鰭脚(ききゃく)類と呼ばれる仲間たちのビジュアル図鑑です。

    所蔵情報:
    品川図書館 489.5/Mi36

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  • 請求記号 489.59/Mi 36

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著者プロフィール

1953年、大阪生まれ。1978年、京都大学理学部動物学科を卒業後、出版社にて自然科学系の書籍、雑誌の編集に従事。1984年に独立し、写真家、作家として世界各地で海生哺乳類を中心に調査、撮影し、生態のレポートを行う。研究者との交流も多い。この十数年は、野生動物への影響を考慮しながら撮影を続けると同時に、地球環境の変化を追い極地への取材も多く行う。近年は、自身の活動が環境に与える影響も視野に、身のまわりの自然に視点を移している。
主な著書に、『オルカ――海の王シャチと風の物語』(早川書房)、『オルカ アゲイン』(風樹社、講談社出版文化賞写真集賞受賞)、『マッコウの歌――しろいおおきなともだち』(小学館、日本絵本大賞受賞)、『世界で一番美しい ペンギン図鑑』『世界で一番美しい シャチ図鑑』『世界で一番美しい クラゲ図鑑』(誠文堂新光社)、『黄昏』『世界で一番美しい アシカ・アザラシ図鑑』(創元社)、『南極ダイアリー』『クジラの進化』(講談社)ほか多数。

「2023年 『世界アシカ・アザラシ観察記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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