日本人のこころの言葉 芭蕉

著者 : 田中善信

• 創元社 (2013年6月10日発売)

作品紹介・あらすじ

「俳聖」とあがめられている松尾芭蕉が本当はどのような人物だったか不明な点が多いのに、『おくのほそ道』の旅のみが大きく取り上げられることによって、それ以外の人生が顧みられることが少ない。本書は、そのような偏った芭蕉像ではなく、芭蕉が書き残した言葉から、人情のしがらみを背負いながら、「浮雲無住」の境地に憧れ、漂泊の人生をつらぬいた真の人間像を描く。そのことによって、芭蕉の俳諧の解釈が大きく違ってくる。

感想・レビュー・書評

[makoto1714さんの感想 · 2013年9月9日]

奥の細道ぐらいでしか知らなかった芭蕉の人生、人となりに触れることができた。