レーダで洪水を予測する (気象ブックス043)

著者 :
  • 成山堂書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784425554218

感想・レビュー・書評

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  • これまであまり関わってこなかった降雨~流出に興味が出始めた最近購入した一冊。知識不足も大いにあるが、文章がなんとなく読みにくかった。。ただ、XRAINやCバンドレーダのことすら知らなかった自分にとって、特徴や活用の方法、測定の精度などを知るにはいい機会になった。あとは流出解析や洪水予測の具体的な手法や数式を専門書で追ってみて、理解を深めたい。水文学を学びたい。
    今後は3次元点群データの活用や洪水予測へのAI活用など本書の内容もブラッシュアップされていくと思う。

  • 専門家による専門家ではない方にも分かる書籍。洪水に対して何が分かっているのか、最新の情報も含め、丁寧に説明されている。一読する価値ありです。amazonレビューより

  • レーダの話だけでなく、「流域志向」の考え方、あるいは流出解析・氾濫解析全般について(網羅的に)語られている。
    「洪水の予測というのがどういうことなのか」学ぶ読者にはいろいろな観点がでてきて良いだろうが、レーダの原理含め全体的に(前著『河川工学の基礎と防災』よりも)技術的に高度な内容であり、縦書きの、読み物風のしつらいとはそぐわない気もする。

    とはいえ、前著同様、物事の原理に忠実な記述にはっとさせられる箇所も多い。
    水害のかたちやモード(内水と外水と…)、土砂災害の予測の困難性、地上雨量計とのキャリブレーション(そもそも時空間が異なり「一致しないもの」だということ)とか。
    あとは欲を言えば、気象(降雨)から洪水(流出)にいたる物理過程を、もう少し具体的・技術的にかいてほしかった気もする(流域・都市開発・土壌との関係、ダム等河川管理施設との関係、など)

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