量子力学概論 (グライナー物理テキストシリーズ)
- シュプリンガー・フェアラーク東京 (2000年6月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
- / ISBN・EAN: 9784431708537
作品紹介・あらすじ
本書は量子力学を学び始めるための概論的教科書である。まず量子力学へと導く実験事実の紹介、数学的な準備から始まり、シュレーデインガー方程式を説明する。その後、調和振動子や水素原子といった基本的な応用、スピン、摂動論、多粒子系の扱い、観測問題を扱う。学部学生向きに、量子力学が実に丁寧に解説されている。読者が本質を理解しやすいよう、十分な配慮がなされている。まず基礎事項が解説され、ついで理解が深まるような実例が挙げられる。さらに十分な量の良質な問題が、詳しい解説、解答とともに挙げられている。さらに量子力学の歴史や著名な研究者の詳しい紹介も特筆に値する。
感想・レビュー・書評
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好みが分かれる本だと思います。解説は丁寧だけど、計算の省略が無い分ごっちゃりしてて読みにくいです。扱ってる内容は初等的な部分を網羅してますが、概論なだけあって議論は浅めな気がします。角運動量の議論(特にスピン)は非常にあっさり終わってるので、別の巻か別の本で補強しないと厳しい。
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