図解&イラスト中小企業の事業承継―平成27年(相続大増税)完全対応版

著者 : 牧口晴一 齋藤孝一

• 清文社 (2013年9月27日発売)

作品紹介・あらすじ

小規模宅地(居住用と事業用)完全併用を活かすノウハウ+太陽光発電!税制改正で「俄か資産家」となる場合も朗報!小規模宅地で"倍の節税効果"。まだまだできる消費税の還付!10%にUPで還付も倍!本書の特徴である会社法を融合した対策(種類株式・合名会社・定款変更)&保険活用。

感想・レビュー・書評

[Tsumohaさんの感想 · 2014年3月17日]

牧口ワールド全開といった構成で、読者に対するサービス精神は相変わらずだ。しかし読みやすそうに見えて内容はかなり上級者向け。事業承継に生かす非上場株の評価やら種類株式の利用やらをわかりやすく伝えるというのも至極困難な話だ。つもらは受験生時代商法を勉強し、その後の会社法などろくに勉強していないものだから、種類株式のところなどついて行くのがやっとだ。また信託などは全く実務でも関わったことがないので、実感がわかない。その利用可能性については至るところで語られているが、かかる理由から今一つの感想をいつも抱いている。と言っても、本書の構成の素晴らしさに変わりはないのであるから、一読するのも良いであろう。

[との宮さんの感想 · 2013年11月1日]

四訂版との違い
「・序章」には、新しい項目多数。27年増税の解説がメイン。
・「本編」には、「第19章　高度なアイデアによる提案」新設。四訂版の序章にあった提案を第19章へ移して新たな策も加えた？
・その他の章立ては変更なし

著者プロフィール

牧口晴一（まきぐち・せいいち）
昭和28年生まれ。税理士・行政書士・法務大臣認証事業承継ADR調停補佐人。慶應義塾大学法学部卒、名古屋大学大学院 法学研究科（会社法）修了。税理士試験5科目合格。昭和61年開業。2015年『税務弘報』9月号で「トップランナースペシャリスト９」に選出。税理士等の専門家向けに『牧口大学』、『丸の内相続大学校』などの講演をするほか、一般向けには「相続博士・事業承継博士」としてパフォーマンス豊かに、分かり易く、時には落語調に「楽しく」聞かせる第一人者として活動する。また地域ボランティア活動の一環としてNHK文化センターで相続・会計・事業承継の講座を10年余り担当している。主な著書に『非公開株式譲渡の法務・税務（第7版）』『事業承継に活かす納税猶予・免除の実務（第3版）』、『組織再編・資本等取引をめぐる税務の基礎（第4版）』、＜以上、中央経済社＞、『図解＆イラスト　中小企業の事業承継（第14版）』＜清文社＞等多数。

「2023年 『日本一シンプルな相続対策 - 認知症になる前にやっておくべきカンタン手続き -』 で使われていた紹介文から引用しています。」