幸福の王子

  • にっけん教育出版社
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本棚登録 : 25
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (61ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434022838

感想・レビュー・書評

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  • 2018.02 6-2

  • やっぱり王子様は世間知らずだったのです。
    つばめがどうなってしまうかは、心配はしていても、分かってはいなかった。
    そして、それでもつばめは側にいた。
    そんなつばめを失ったときの王子様の気持ちは、どんなものだったでしょう。
    「つばめさん、つばめさん。ねえ、つばめさん。」という自分の言葉が引き起こしたことの重さをしった王子様の気持ちはどんなものだったでしょう。

    相手のことを想像できないというのはとても怖い。


    幸福の王子、題名も微妙に違うものとか、たくさん本があるんですけど、王子様の心が割れちゃう音も、本によってさまざまなんですよね。

    この本の割れる音は、私はちょっと騒がしすぎかなあって思う。
    もっと鋭く、一瞬のうちに割れてしまったような音の方が、王子様のショックの大きさを表していると思う。

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著者プロフィール

1854年アイルランド・ダブリンに生まれる。19世記末の耽美主義文学の代表的存在。詩人・小説家・劇作家として多彩な文筆活動で名声を得る。講演の名手としても知られ、社交界の花形であった。小説に『ドリアン=グレーの肖像』戯曲に『サロメ』『ウィンダミア卿夫人の扇』回想記に『獄中記』などがある。1900年没。

「2022年 『オスカー・ワイルド ショートセレクション 幸せな王子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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