アジアが今あるのは日本のお陰です ― スリランカの人々が語る歴史に於ける日本の役割 (シリーズ日本人の誇り 8)
- 星雲社 (2009年4月5日発売)
本棚登録 : 32人
感想 : 4件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434126420
感想・レビュー・書評
-
タイトルでイメージした内容と違い、スリランカの話がメインでした。でも、知らなかったことも多く、勉強になりましたが。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルには「アジア」とあるのですが、スリランカに焦点を絞った内容となっています。
自分たちのアイデンティティと強く結びついた仏教が西欧の支配下のもとで否定されていたことがもとで、「西欧の植民地になっていない仏教国の日本」が希望となっていたことがよくわかります。
第二次大戦中、スリランカにあったイギリス軍基地を二度ほど日本軍が攻撃したことも好意的に受け取られたようで、「東の方から仏教を助けにやってくると予言された伝説の戦士」が来た、とまで歓迎されたくらい。戦後もスリランカはサンフランシスコ対日講和会議においてもブッダを教えを援用した演説で日本の独立を支援したりと、「同じ仏教国」という思いの強さが伺えます。 -
題名でちょっと引く。文章の中でも「もう少し抑えた表現をすればいのに」と思うことも。
こうした歴史感を持つ人々もいることを日本の人はあまりにも知らない。かくいう私も、アジア諸国で仕事をするようになってから「そんなに嫌われていないんだ~」と、むしろ驚いたものだった。
サンフランシスコ講和会議のスリランカ代表の言葉が、日本の独立を助けたことを感謝したい。
全4件中 1 - 4件を表示