大人が教えられない本当の「経営」のはなし

著者 :
  • パレード
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434141508

作品紹介・あらすじ

本当の「経営」について何も知らないまま、「職場探し」「仕事探し」「自分探し」していませんか?あなたの働きがみんなを笑顔にする、そのために知っておきたい大切なこと。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は、慶應義塾大学卒業後に流されるまま企業に就職し、組織によりかかって過ごす生き方に疑問を抱き、音楽業界での活躍を目指して就職浪人・フリーターを経験。

    その後音楽専門スクール・プロデューサー養成学校に籍を置くも夢破れ挫折。プロダクション社長にマネージメントのいろはを教わったことで一念発起。大手ハンバーガーチェーン店長、生命保険コンサルタントを経て公認会計士の資格を取得し、現在は独立して経営フォートライザー、公認会計士、税理士として活躍している。

    本書は、職場でもがいている大人に代わり「経営」とは本当は何をすることなのか、経営者やそこで働く従業員は何を考え何を大切にすれば良いのかを身近な例ををもとに紹介している。

    構成は以下の4章から成っている。
    ①経営するってどういうこと
    ②なぜみんなうまくいかなくなるのか
    ③経営をうまく続けていく方法
    ④だれもが人生の経営者です

    上記のとおり企業経営に関する職につき活躍している著者。
    俗にいう企業経営理論等について著者の体験に基づきわかりやすく表現している。

    なかなか奥の深い経営を著者のようにシンプルにまとめるのは困難であったと思う。しかし、基本を学ぶという点では勉強になった。

    教科書的なことばかりではなく著者の強い思いや考えがぎゅぎゅっとつまっており、読み方・捉え方によっては疑問なところも多かったものの本書の目的からみればそれも納得できる範囲内であった。

    経営を学ぶことは何も経営者だけに求められていることではない。本書のターゲットのひとつであるこれから就職する人もそうであるし、私のように企業に一社員として属しているものにもそれは必要である。

    経営者の目線・考えで仕事をするようにと昨今強く言われているがその点を学ぶには良い導入本であると思う。

    なかなか自社の理念まで思って仕事をしたことはない。
    著者のいう自分の夢を志に変えそして自社の理念を咀嚼し自分の志とすり合わせて仕事に取り組んでいこうと思う。

    あらためて経営について根本から考えされる。そんな良い機会を与えてくれた。

  • カタリバ大学で、出逢わせていただたい久保田さんの本。

    夢を持った若者にぜひ読んで欲しいとのことで、読ませていただいた。

    「人間として、大切なこと=会社として、大切なこと。」

    こんなメッセージを受け取れた。理念、ビジョン、戦略、戦術。これらをしっかりと自分のピラミッドの土台から創っていくことが大切なのだと。

    志とは、社会的使命を持って、自分が生きていくこと。

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