だから図書館めぐりはやめられない: 元塩尻市立図書館長のアンソロジ-

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  • 鬼灯書籍
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434167409

感想・レビュー・書評

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  • 元塩尻市立図書館館長さんの図書館エッセイ。

    やっぱり図書館の仕事は面白いと思うところあり、あれこれ気づかされたことあり、頭を柔らかくしておきたいと切に思うのでした。

    P31「研修に行ったら単に講義を聞いて帰ってくるのではなく、一人くらいは参加者と会話を川氏、情報交換をしてきなさい。講義を聴くだけなら、本を読んで知識を得た方がいい。“顔”と“名前”を売るのが研修に参加する最大の目的なのだから」と。

    P35「貸出冊数を伸ばそうとすると、今、図書館にきてくれている利用者の目線での選書になってしまう。実際に年に一回でも図書館を利用しているのは、ほとんどの自治体で、市民の一割から二割程度。図書館を利用されていない大多数の市民に図書館利用者になってもらうための選書をすることが、納税者へのパブリックサービスです。図書館に来ない、というのではなく、来ていただく、ということを考えてください」と。

    P43図書館の使い方を知るのと、図書館の世界を知るのとは違う。本で出来上がっているのが図書館なので、”図書館の世界”とは本の世界を伝えることである。

    1POP
    2面出し配架
    3棚に余裕
    4花を飾る
    5読書に関する記念日の周知
    6音楽
    7しおりひもはしまう
    8季節の管内装飾
    9書棚の本の倒れ
    10見出しサインは古くないか
    11書架の清掃
    12図書館だよりの発行
    13テーマブックス
    14団体貸出利用
    15市役所発行物収集保存
    16生徒の作品を飾る

    「認定司書制度」日本図書館協会
    「図書館情報学検定」日本図書館情報学会

    亀井勝一郎全集11巻 読書七則

著者プロフィール

ライブラリアン・コーディネーター,FMラジオパーソナリティ,常磐大学・同志社大学・熊本学園大学非常勤講師
1956(昭和31)年茨城県鹿嶋市生まれ。鹿嶋市,塩尻市に33年間勤務。両市で図書館長を務め,定年を待たず早期退職しフリーランスに
著書に『だから図書館めぐりはやめられない』(ほおずき書籍 2012年),『図書館はラビリンス』(樹村房 2012年),『図書館長論の試み』(樹村房 2014年),『図書館はまちのたからもの』(日外アソシエーツ 2016年),『クルマの図書館コレクション』(郵研社 2016年)などがある

「2017年 『ちょっとマニアックな図書館コレクション談義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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