美味しくお召し上がりください、陛下 (ノーチェ文庫)

著者 :
  • アルファポリス
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434228940

作品紹介・あらすじ

龍華幻国一の娼館の娘・白蓮は、男女の性感を高める特殊な術の使い手。その腕を買われて、ある時、若き皇帝・蒼龍とその妃たちへの施術を頼まれた。何でも蒼龍は、妃たちに対してのみ、勃たないのだとか。華やかな後宮に上がった白蓮は、さっそく閨でその「秘技」を施したのだけれど……なぜか蒼龍は、妃ではなく白蓮の身体を求めるようになってしまった! 毎夜、寝所に忍んでくる彼に、身も心も翻弄され――? 文庫だけの書き下ろし番外編も収録!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。
    多くの妃を持ちながら、「その気」にならない皇帝のために、皇帝や妃たちをその気にさせる秘策を施すため、一人の娘が後宮に召し出されます。
    それは人気娼館の娘白蓮でした。
    若く凛々しい皇帝は何故か妃にはその気にならず、白蓮を強く求めるようになってしまい―。

    タイトルを裏切らない展開、皇帝の白蓮への一途な恋情、また白蓮もそんな皇帝にすぐに惹かれるようになります。
    後宮モノとしては王道の展開ですが、白蓮が娼館の娘てあるというところ、また、「秘術」の使い手であることなど、特異な設定がオリジナリティを感じさせ、楽しく読めました。
    ただ、展開はやはり最初の方で想像できてしまうので、途中からは読むペースも落ちてきてしまいました。
    あと、白蓮一人しか望まない皇帝がその他大勢の妃たちを納得させるために白蓮の「秘術」を使って妃たちを満足させる、、、というところですが、一人ならともかく、大勢の妃たちをとなると少し無理がある展開であったかなと私的には感じました。

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著者プロフィール

埼玉県在住。2014年よりWebにて小説の投稿を始める。2015年に出版デビュー。

「2020年 『いばらの姫は目覚めを望まない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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