名古屋の喫茶店 完全版

著者 :
制作 : リベラル社 
  • 星雲社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434259739

作品紹介・あらすじ

ナゴヤの喫茶文化はますます面白い。
レトロな喫茶、自家焙煎から、最新店まで。
老いも若きも魅了する名古屋喫茶を一冊に。
一度は訪れたい厳選100軒

感想・レビュー・書評

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  • 朝から夜まで喫茶店をフル活用している街といえば名古屋。



    名古屋の「モーニング」の充実ぶりは有名だ。




    そんな名古屋に喫茶店を紹介しているのが今回の本。




    著者は「名古屋のフリーライター」で、名古屋情報を発信している。




    名古屋発のコーヒーチェーン店「コメダ珈琲」でおなじみのオマケ、豆菓子。




    名古屋の喫茶店では当たり前のこのサービス、発祥は名古屋だが港区のヨコイピーナッツが昭和36年に始めた。




    「ピーナッツの薄皮をむく自動脱皮機が開発され、生産力が10倍にアップした。そこで、従来からのお菓子屋だけでなく喫茶店にも売り込むことにしたのです」と、横井慶雄社長は語る。




    喫茶店側も競争の中で売りが欲しかったので、ちょうど良かったようだ。




    ピーナッツの塩気と油分は、苦味が強い名古屋のコーヒーの口直しにも合う。




    東京などに定着しなかったのは、コーヒー屋はコーヒーを出せばいいのだからというストイックな反応が多かったそうだ。




    そしてマンガ喫茶のシステムも名古屋発だった。昭和50年代に「延長料金制」が名古屋で生まれた。




    コーヒーのお供のピーナッツと違い、コーヒー1杯で粘られてはたまらない店にとってこの名古屋方式はいいシステムとして、10年以上かかって広まっていった。




    昭和レトロの喫茶店から平成にオープンした喫茶店までいろいろ取り上げている。




    それぞれの店の名物、店の雰囲気、店を切り盛りしている人たちも紹介している。




    名古屋の喫茶店をハシゴしたくなったなあ。

  • 近所の喫茶店も掲載されていて、行ってみたいなと思えた。
    古い喫茶店は新規は入店しにくいという印象はあるが、勇気持って入ってみたい。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 数えてみたら5ヶ所行った事のある喫茶店があった。
    やっぱ、「小倉トースト」と「ナポリタン」は鉄板‼︎

  • 今年何度も読み返して、
    めくっては、巡った。
    名古屋の喫茶巡りには欠かせない。
    そして、名古屋を離れた今でも、
    この本を眺めながら、想いを馳せる◎

    載っている喫茶店、全部めぐりたくなる。
    そんな魅力が詰まってる、一冊です。

    東京に来てから、また読み返して、
    やっぱりいいな、
    また行きたいなって、
    何度も思う。
    名古屋の喫茶店の魅力が、あふれてる!

  • 秘密のケンミンSHOWで話題!
    レトロな喫茶、自家焙煎から最新店まで、一度は訪れたい厳選100軒!

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著者プロフィール

名古屋のことだけを書く自称“名古屋ネタライター”。
1965年、愛知県常滑市出身。出版社勤務を経て26歳でフリーに。
2010年刊行の『名古屋の喫茶店』(リベラル社)がご当地ロングセラーとなり、以後コンスタントに名古屋の食や文化に関する書籍を出版。著書に『名古屋の酒場』『サンデージャーナルのデータで解析!名古屋・愛知』(同/サンデージャーナル取材班との共著)『なごやじまん』(ぴあ)『コンクリート魂 浅野祥雲大全』(青月社)などがある。Yahoo!ニュースに「大竹敏之のでら名古屋通信」を配信中。

「2023年 『間違いだらけの名古屋めし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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