転生侯爵令嬢奮闘記: わたし、立派にざまぁされてみせます! (レジーナブックス)

  • アルファポリス
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434266522

作品紹介・あらすじ

ある日突然、前世の記憶を取り戻し、今世での自身の振る舞いを省みた侯爵令嬢ユリアンヌ。弟妹いじめに贅沢三昧、婚約者へのつきまとい……これまでの彼女は、悪行の限りを尽くしていた。性格はゲス。そのうえ見た目はデブでブス――まさに、前世で読んだ小説の悪役令嬢そのものだ。この先、そんな彼女には暗い未来しか待っていないはず。どうせざまぁされる運命なら、身も心も綺麗にしてからがいい。そう考えた彼女は、ダイエットとともに全力で家族孝行をはじめて――「家族のためにガッポリ稼いでやりますわ、オーッホッホ!」アルファポリス「第12回恋愛小説大賞」大賞&読者賞W受賞作、待望の書籍化!

感想・レビュー・書評

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  •  資金力にあかせて王太子妃におさまったというよくある(?)ポジションの侯爵令嬢が前世の記憶を思い出すところからが始まり。
     主人公はストレスで激太りしていたが、前世の生活を思い出してからは、健康的な生活+ワーカーホリックによってどんどん痩せていくことに。
     主人公は自分の見た目を卑下していたが、そんなことはなく、主人公の美貌は「美」そのものというよりは「カリスマ」という感じなのではないだろうか?
     加えてエキゾチックというか、そのために人の視線を捉えてはなさないというか。
     ただ、今回面白いのは、主人公は太っていても前世の記憶を思い出す前の性格が悪かった時期があっても、別に王太子に嫌われていたわけではないというところ。
     むしろ王太子の方が変なこだわりを持ってしまったために、すれ違いが発生していたというところが、恋愛面での主点だった。

     個人的に言わせてもらえば、確かに王族としてのプライドなどもあるのだろうが、婚約者との時間、と言う当たり前ことすら出来ないのだから、頭は下げて然るべき。
     ラストは微妙に不完全燃焼で終わってしまったのが残念だが、まあまあ面白く読めた。

  • 婚約者の王子はいつ出てくるの?って思うくらい途中までは出てこなかったけど、出てきてからはすれ違いぶりが気の毒だった。
    太ってた時も変わらず好きだったみたいだし、この王子は本当に見た目関係なく本質で好きだったんだろうな。幼少の頃の王子視点が欲しかったな。
    姉妹に気に入ってるもの取られてきたから本当に気に入ってるものは気に入ってないフリをする、って中々気の毒な子供時代だったみたいだし、そんなときに姉妹に言い返して睨みつけたヒロインに惚れる、は納得できた。

  • 前世の記憶を取り戻し、自分が悪役令嬢に違いないと確信したユリアンヌ。ざまぁされるだろうな。と思いながらも、それを回避するのではなく、家族の未来のために頑張るのが楽しい。どんなに変わっても、自分が弟妹や婚約者から好かれるはずがないと思い込んでいるのはもどかしいけれど。前世の知識を使って、どんどん改善していく思い切りのいいユリアンヌが次に何をするのか考えるのも楽しい。婚約者のアルフレッドとのすれ違いは辛かったけれど、今後はちゃんと向き合えそうな2人を見られたのは嬉しくなった。

  • 面白くて好きです。再読もしてます。欲を言えば、もっとイチャラブが読みたかった。

  • 悪役令嬢転生モノ。
    前世の記憶を思い出した主人公は、自分のことを「ザマァされる悪役令嬢に違いない」と思い、せめて家族には迷惑をかけないようにと奮闘する話。
    ストーリーはなんとなく先が読めるしご都合主義なところもあるけど、どこか憎めない主人公のキャラクターの良さもあってか楽しく読める。

  • 軽いのが読みたくて。
    なんとなく、ふんわりしすぎているような。
    主人公が自分をブスだと信じ切ってるからなんだろうけど鈍感すぎて、でも読んでるとわかりやすすぎて、それが結構多くて。あのへんでやきもきできたらもっと楽しめたような気もしないでもない。

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著者プロフィール

2018年よりオリジナル小説の執筆活動を開始。 『転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます!』にてアルファポリス「第12回恋愛小説大賞」大賞と読者賞をダブル受賞。 同作で出版デビューに至る。

「2020年 『虐げられた令嬢は、実は最強の聖女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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