ロマーン・ヤーコブソン選集 1

制作 : 服部 四郎 
  • 大修館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469110319

作品紹介・あらすじ

構造主義言語学の精粋。20世紀を代表する言語学の巨匠ロマーン・ヤーコブソンの浩瀚な著作の精華を全3巻に収めたわが国初の選集は、言語学固有の主題を展開する本巻で完結する。1928年亡命先のチェコでプラーグ学派を代表して第1回国際言語学者会議へ提出し、デビューを飾った名高い「提議」を初め-「音韻的言語連合」「一般格理論」、「言語学的概念"弁別特徴"」等の言語学史上に輝く名論文を収録。彼の言語分析の方法を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 「言語学の真の本質は、意味の探求である。」Benjamin Lee Whorf.

  • [ 内容 ]
    構造主義言語学の精粋。
    20世紀を代表する言語学の巨匠ロマーン・ヤーコブソンの浩瀚な著作の精華を全3巻に収めたわが国初の選集は、言語学固有の主題を展開する本巻で完結する。
    1928年亡命先のチェコでプラーグ学派を代表して第1回国際言語学者会議へ提出し、デビューを飾った名高い「提議」を初め-「音韻的言語連合」「一般格理論」、「言語学的概念“弁別特徴”」等の言語学史上に輝く名論文を収録。
    彼の言語分析の方法を明らかにする。

    [ 目次 ]
    第1回国際言語学者会議への提議
    音素と音韻論
    史的音韻論の諸原則
    音韻的言語連合について
    音韻的言語類縁性の理論について
    ロシア語動詞の構造について
    一般格論理への貢献
    ロシア語の活用
    ロシア語の性パターン
    ロシア語の語幹接尾辞と動詞―アスペクトとの関係
    ゼロ記号1
    ゼロ記号2
    言語学の主題としての失語症
    言語学的概念「弁別特徴」

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著者プロフィール

1896-1982。モスクワに生れる。ラザレフ東洋語学院、モスクワ大学大学院を卒業。1915年モスクワ言語学集団を創設。1920年チェコスロヴァキアに移り、マサリック大学においてロシア語学などを講ずる。1926年プラーグ言語学集団の創設に参加し、トゥルベツコイを援けて活躍。1939年ナチスの侵入にあって、デンマークとスウェーデンに2年間滞在し、それからアメリカへ移る。1942-46年ニューヨークのÉcole Libre des Hautes Étudesで教鞭をとり、その間にレヴィ=ストロースと相知る。ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学の教授を兼任。両大学名誉教授。業績は多方面にわたるが、その集成としてSelected Writings of Roman Jokobson (The Hague: Mouton,1962-2013)がある。邦訳は、『音声分析序説』(1965、研究社)『一般言語学』(1973、みすず書房)『音と意味についての六章』(1977、みすず書房)など多数。

「2019年 『一般言語学 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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