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- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784469232684
作品紹介・あらすじ
"相声"-それは、日本の落語や漫才、コントなどにも似た、中国の伝統的な笑いの話芸。激動の現代中国で共産党政権の管理を受けながらも脈々と受け継がれてきたこの伝統話芸は、いまも中国の人々に広く愛されている。時代や国を超えて楽しめる、"相声"の魅力を、存分にご堪能あれ。
感想・レビュー・書評
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中国の伝統話芸「相声」について書いた本。落語と漫才を合わせたようなもので、背景はよく分かったし、新中国成立や文革期の雰囲気がよく伝わって面白いのだが、相声そのものは、字で読んでもあまり面白くないものらしい。ましてこれに政治宣伝臭が加わったら聴いていられないような気がするのだが、そこはやはり、話芸というものだろう。
考えてみれば、少なくとも戦後は、日本でも欧米でもサブカルチャーを知ることが時代を知ることであり、むしろサブカルチャーこそが王道なのに、中国のそれって知らなかった。老舎から郭徳綱まで、それぞれの芸人春秋は、それだけで興味深い。
やっぱり中国語ができたほうが面白いよなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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