こうして書いていく

著者 :
  • 大修館書店
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469291018

感想・レビュー・書評

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  • 小説より先にエッセイを読んだことが良かったのかどうか分からない。
    分からないけれど、このエッセイは興味深く読んだ。
    とは言え、語られていることは私が日常的に考えていることよりも遥かに高度なので、内容についてとやかく言うのは避けたい。
    とにかく藤谷さんのこだわり方が本当にすごいなぁと思った。
    藤谷さんは好きなものは徹底的に好きになって、何故自分がこれが好きなのかについても徹底的に考える人のようだ。
    なんとなくとか、曖昧な感じが全くない。
    ここまでのところはとか、暫定的な感じもない。
    可能な範囲で調べつくし、考えつくしたことを語られていると思うし、おそらくそうでなければ語らないのではないか。
    言い切っているのだ。
    その上で、もし今後考えが変わったとしても、その経緯を理路整然と語られるんだろうなと思う。きっと言い訳したりしないんだろうな。
    内容がではなく、その姿勢が私にはとても格好よく見えた。
    今度は小説を読んでみたい。

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著者プロフィール

1963年、東京都生まれ。2003年、『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』(小学館)でデビュー。2014年、『世界でいちばん美しい』(小学館)で織田作之助賞を受賞。主な作品に『おがたQ、という女』(小学館)、『下北沢』(リトルモア/ポプラ文庫)、『いつか棺桶はやってくる』(小学館)、『船に乗れ!』(ジャイブ/ポプラ文庫)、『我が異邦』(新潮社)、『燃えよ、あんず』(小学館)など多数。エッセイ集に『小説は君のためにある』(ちくまプリマ―新書)など。

「2021年 『睦家四姉妹図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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