そもそもオリンピック

  • 玉川大学出版部
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (34ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784472060069

作品紹介・あらすじ

1905年春、広島の隣り町、海田町に生まれた織田幹雄を知っていますか? 彼の生い立ちと、すぐれた身体能力と鋭い感覚、そして陸上競技、三段跳びとの出あいから、1928年のオリンピックまでの大活躍を描きます。風とともに一体となって跳べるか──。走って跳ぶわたしたちを、そもそもの始まりから見つめてきた風が語ります。

感想・レビュー・書評

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  • オリンピックの歴史かと思ったら、織田幹雄の伝記だった。三段跳びと名付けたのは、織田幹雄だったんだ!
    スズキコージの絵の迫力は、さすがだ。

  • 〇まさかの伝記絵本だった。表紙とタイトルからは想像もつかなかった。やられた。
    タイトルが深い。

    風のワタシが語り手。
    ヒトが走り、森のイキモノたちが走るのを、いっしょに駆けながら見ていた。

    それから何万年も時間がたち、ギリシャで走り跳び投げる選手をみていた。

    世界を吹き回っていたワタシ。
    いつしか忘れられていたオリンピックをまた開催するらしい。
    とんでとんでのトリプルジャンプ!

    1905年、日本の広島にオダミキオ誕生。
    ワタシは彼といっしょに駆け回る。

    〇この絵本のことを、伝えきれないのが悔しい。
    風のワタシといっしょにビュウビュウと駆け回るのが気持ちいい。
    三段跳びの名前はオダミキオさんが日本語にした。
    金メダリストなのに、ご活躍を知らなかった。
    この時代に、国威高揚がオリンピック精神に反する…という発言をされているのもすごい。
    同時代を生きた選手のことしか、やっぱ覚えていないなあ。
    きっと、また読み返すと思う。
    ビナードさんとスズキさんが面白おかしくいっしょに作品に取り組んでおられる様子が伝わってくる。

  • 6歳4ヶ月の娘に読み聞かせ

    いやー難しかった!

  • そもそものオリンピックの話でもあるが、織田作之助の三段跳びの話がメインかな。オリンピックとは何か?を考えさせられたと言うか、そもそもにまた戻るかな〜

  • 織田幹雄のことを絵本化

  • 深すぎる内容に、どれだけの人が、気づいてくれるだろうか。

  • 絵がすごい
    スズキコージさん
    熊野の筆の里工房に来た
    時に絵を描いていたのを
    思い出した。

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著者プロフィール

詩人。1967年、米国ミシガン州に生まれる。高校時代から詩を書き、ニューヨーク州の大学で英米文学を学ぶ。卒論の際、日本語に出合い、魅了されて来日。日本語での詩作も始める。『釣り上げては』で中原中也賞、『日本語ぽこりぽこり』で講談社エッセイ賞を受賞。2022年春、宮沢賢治の英訳『やまなし Mountain Stream』を出版。

「2022年 『ハナミズキ A Hundred Years』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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