大学教員のための授業方法とデザイン (高等教育シリーズ 150)
- 玉川大学出版部 (2010年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
- / ISBN・EAN: 9784472404184
作品紹介・あらすじ
教育は教員の教授活動と学生の学習活動から構成されている。この両者の成果が相高まって、初めてよい教育が生まれる。本書では、大学教員に求められる知識と技術を提供。授業で学習内容をどのように構成・配置するか、どのように教えるのかを説明。すぐに使える資料や授業実践例を掲載。大学教員向け研修の教科書として最適。
感想・レビュー・書評
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リサーチのために読んだ。
スタディ・スキル ソーシャル・スキル に関する記述が学びになった。 -
大学教員を目指すあなた。教育のトレーニングをしていますか?
シラバスって、どうやって書いたらいいのでしょうか。先生がただ「話し」、学生がただ「聞く」だけの授業にならないためには、どんな授業方法をとったらいいのでしょうか。テストって、レポート課題って、成績評価って、どうやって出したらいいのでしょうか。この本は、それらのことを、できるだけ専門用語を使わずに、わかりやすく解説しています。あなたが教壇に立つ日のために、授業の引き出しを少しでも増やしてみませんか。
(ラーニング・アドバイザー/教育 MATSUBARA)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid= 1377938 -
グループワークについてしりたいと思って読んでみました。大学教員ビギナー向けの本、という感じです。
「なぜノートをとるのか」「初めての授業の時の心得」などから始まり、「グループワークの進め方」「評価法」などについても書かれています。 -
使える付録つき。これは参考になる。
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愛媛大学の教員向け研修で実際に使用されている教科書を基に作成されたもの。大学教員に求められる「教え方」の知識と技術の提供を目的としている。
前半では、教育業務において必要とされる授業のデザイン(学習内容をどのように構成・配置するか)、教育方法(どのように教えるか)の基本を、後半では、初年次の学生を対象として行われることの多いスタディ・スキル教育を担当する際に必要となる事柄について説明されている。
指導場面で使える資料や、授業の実践例を資料編として収録。 -
2011 1/2読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りて読んだ。
始めて授業・初年次教育を担当する大学教員や、現在の授業の改善を望む教員を対象に、前半ではシラバスの書き方や各種の授業法、成績評価等について、後半では初年次向けのスタディ・スキル教育について学習できるよう書かれた教科書。
研究者の卵として、って面もあるが、それ以上に図書館員が学習・教育に携わる場合に必要なスキル・・・という文脈で借りてみた。
資料・授業実践案も豊富。他との比較をしていないがざっと見、使い勝手が良さそう。
シラバスにはどんな動詞を使うべきか(例えば授業目的に関する部分では「知る」、「認識する」・・・「身につける」など15個)とか、授業時の教員の話し方として「子音をはっきりと長めに発音」するとか発話法あるいは発声法のレベルから書いてあったりして、割と凄いw
学生向けに授業するのと同じ感覚で、著者らはこの本を書いている気がする。
自分が授業を持つことがあったらまた読む。 -
大学教員のためのバランスの取れたテキスト.
スタディスキルについての引用:
最も有効なスタディ・スキルの教育方法は,教員であるあなたがモデルとなることです.時間管理法を教える教員が授業に毎回遅刻してきたり,プレゼンテーションを教える教員が言葉に詰まってしまったりするようでは,説得力はありません.