法然[浄土宗] (京都・宗祖の旅)

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  • 淡交社
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473039644

作品紹介・あらすじ

〈ありのままに生き、ありのままで救われる〉
〈いささかの妥協もなく専修念仏を説く救済者〉

日本仏教の祖師7人の生涯と教え、さらに京都を中心とした祖師所縁の寺院を紹介する「京都・宗祖の旅」シリーズの第4巻。浄土宗の開祖、法然(1133-1212)は美作(岡山県)の生まれで、13歳の時に比叡山にのぼり、以来修行・模索を重ねて43歳の春、専せん修じゅ念ねん仏ぶつの教えを確立。のち比叡山を降りて各所で念仏による「平等の往生」を説き、日本仏教史に革命的な業績をのこしました。本書は、①法然上人の生涯と教え、②法然ゆかりの史跡の旅、③京都の代表的な浄土宗の寺院についての3章立てとし、優しい語り口の文体によって、法然と浄土宗の世界についてわかりやすく描きます。

感想・レビュー・書評

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  • 数年前、法然上人のゆかりの場所を巡ろうと
    京都を訪れましたが、
    有名なのは知恩院くらいで驚きました。

    なぜだろう、と慌てて現地でこの本を
    買って読みました。

    法然上人が建立した寺がなく、
    ゆかりの寺も少ない理由が
    この本に書いてありました。

    一箇所に定めたら、
    皆が救われるはずの教えが
    広まらないから。

    仏教はエリートだけのものではない。
    全ての人が救われるように教えを広めるのが、
    生涯を通しての法然の仕事だったから。

    弟子が死にゆく法然上人に
    「寺がなく寂しい」と伝えたところ、
    法然上人はこう言いました。

    「念仏の声あるところ、
    貴賎をとわず、
    我が遺跡である。」

    法然
    左方郁子 著より




    親鸞上人はあれほど有名で、
    本も沢山書かれているのに。

    「南無阿弥陀」と念仏に省略して
    学のない人も遊女も悪人も皆救われると
    とき始めたのは法然上人なのに。

    言ってみれば、
    プロダクトを生み出したのは法然上人、
    ブレーンで広めたのが親鸞上人なのでは?

    みんなもっと法然上人に敬意を
    払おうよ!と思いました。

    仏教関係の方、
    私の浅い知識でこんな事を申し上げて
    大変失礼しました。

    もしご意見やお叱りがあったら
    是非コメントください。

    よろしくお願い申し上げます。

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著者プロフィール

作家

「2014年 『法然[浄土宗]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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