『ギーター』書簡 (第三文明選書 13)

制作 : 森本素世子 
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784476180138

作品紹介・あらすじ

古代インドの大叙事詩『マハーバーラタ』に説かれる神の歌「バガヴァッド・ギーター」。獄中のマハートマ・ガンディーは、この聖典の精髄を人びとにわかりやすく示すため、18通の手紙を書き送った。ガンディーは冒頭に述べる。「『マハーバーラタ』も『ラーマーヤナ』もともに歴史物語ではなく、宗教書である。また、わたしたちがそれらを歴史書と呼ぶとすれば、それは人間の魂(こころ)の物語を記したものだからである。すなわちそれらは、何千年も昔に起こった出来事を伝えるものではなく、今日もすべての人間の心に生起することを述べている。両書ともに、神と人間のうちなる悪魔の永遠の戦いを物語っている。『ギーター』はこれを、アルジュナとクリシュナの対話の形式で伝えている。」と。現代インド思想・文学の碩学、故・森本達雄名城大学名誉教授の遺作となった訳業を、森本素世子東海学園大学教授が補訂。

著者プロフィール

ガンディー 1869~1948。インドの思想家、政治家。マハートマ(偉大なる魂)の名で知られる「インド独立の父」。本名、モーハンダース・カラムチャンド・ガンディー。イギリスに留学し、弁護士資格を取得。南アフリカで弁護士活動をおこなうとともに、人種差別の撤廃運動に参加。インド帰国後は、非暴力・不服従運動、抗議のための行進、断食などを通じて、独立運動を指導した。/森本達雄(もりもと・たつお) 1928~2016。和歌山市生まれ。同志社大学神学部卒業。インド国立ヴィシュヴァ・バーラティ大学(通称タゴール国際大学)准教授を経て、帰国後、名城大学教授等を歴任。名城大学名誉教授。現代インド思想・文学専攻。著書に『ガンディー』(講談社)、『インド独立史』『ヒンドゥー教──インドの聖と俗』(以上、中公新書)、『ガンディーとタゴール』(第三文明社)など。訳書にガンディー『獄中からの手紙』(岩波文庫)、『原典でよむ タゴール』(岩波書店)、ネルー『忘れえぬ手紙より』(みすず書房)、ガンディー『わが非暴力の闘い』、K・クリパラーニ『タゴールの生涯』、『タゴール著作集』(以上、第三文明社)など、多数。

「2018年 『『ギーター』書簡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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