- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478002292
作品紹介・あらすじ
あのモノやサービスの値段はどうやって決まっているのか?有名コーヒー店の値段のしくみ、携帯電話の超複雑な料金体系、映画DVDの「だんだん値下げ」、100円ショップの安さの秘密…今まで「そういうものだ」と思っていた社会のしくみに、経済学というフィルターを通すと、意外な理由が見えてきます。
感想・レビュー・書評
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ごく身近な企業や事例を取り上げて、経済学の基本的なところについて語られている一冊。
経済を学んだことのある人にとっては、特段目新しくもない内容かも知れないが、そうでない人にとっては「なるほど!」な視点が盛りだくさん。
入門書としては最適かも。
一昔前に話題になったので読んでみたが、個人的には資産格差の話がとても印象に残った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久々に読んだ経済の本。わりとわかりやすく、身近なので考えやすい
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経済学に全く興味はなかったのだけれど
スタバが大好きで・・・
何でスタバでグランデを買った方がいいのかなと
その理由が知りたかったから。。。(笑)
なるほど~でした。
そしてグランデ派に変わりました!
知らないことで損していることが多いのかもしれないなと思ったのでした。
永遠に知らなければ損をしていることに気が付かないわけだから
それそれで幸せなのかなとも思ったり・・・(笑) -
まずはタイトルとデザインが面白い。
経済学とは銘打っているけれど、それらのおかげでだいぶと敷居が低い一冊のように感じられる。
そしてやはり内容も非常に丁寧でわかりやすい。
題名のスタバの他にも100均やコンビニなど、非常に身近な例を出しながら経済学の用語や考え方を学び取ることが出来る。
しかし本書において真に重要なのはそこではない。と僕は思う。
後半はそれら日常的ではありながらも、思考に移すのが憚られやすい政治の話が絡んでくる。
例えば子供の養育費の無料化が挙げられているが、表層的には良いものに見えがちなこの政策の落とし穴を、前半部で用いた用語と考え方によってわかりやすく解説している。
前半の導入部無しでこの話をした場合とでは、おそらく読者の理解度は歴然としていただろう。
難しいことをわかりやすく解説してくれる一冊というのは非常に貴重だと思う。 -
コーヒーショップでドリンクの量が倍違うのに値段はあまり変わらないのはなぜか
100円ショップは100円で経営を保っていられるのはなぜか
というナゾを「取引コスト」という目線からわかりやすく説明してくれる1冊。 -
モノの値段の中に含まれるコストについて、わかりやすく書いている。
身近なものを題材に取り上げているので、頭に入りやすい。
文章がうまく書かれていて、ひっかからずスラスラ読める。