ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49
- ダイヤモンド社 (2008年3月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478003961
作品紹介・あらすじ
図形の難問も、補助線を引いたらたちまち解けたという経験はありませんか?この補助線のような役割を果たす問いかけをする能力もファシリテーターには必要です。この本は、そんなファシリテーターのための「道具箱」です。「うわぁ、たくさんあるな。とても覚えきれないな」などと思う必要はありません。この中から自分にあったものを5つほどマスターすれば、実際にはかなり使えます。
感想・レビュー・書評
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フレームワーク、ノウハウ色々載ってて役立ちそう。
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・ ファシリテーションは中立な立場で、チームのプロセスを管理し、チームワークを引き出し、そのチームの成果が最大になるように支援すること
・ 「合意形成」も重要ですが、プロジェクト活動などでは、その後の「行動変化」の方が重要です。
・ 4W1Hの中でも、who(誰が?)、what(なにを?)、when(いつまでに)が最も重要
・ プロコン分析:全員で賛成側・反対側の意見を考えさせる
・ 「これを今日中にやってしまえば、さらに成長できるんじゃないか」と考え直すこと
・ リフレーミング:たとえば競合の強み分析のときに、弱みも分析してみる
・ できていることチェック
・ PREP法:ポイント→理由→事例→ポイント
・ フォースフィールド分析:促進する力と抵抗する力を洗い出し、促進を強め、抵抗を弱める方法を探す
・ デシジョンツリー:意思決定と確率を分ける。確率でSIMする
・ 思考システム図:BADサイクルを書き出して、グッドサイクルに入るきっかけを与える
・ ダブルペイオフマトリックス:それぞれのマトリックスを作り、意見が合うところを見つける
・ SWOT:組み合わせた(強み・弱み×機会・脅威)をもとに、今後のアクションプランを考える -
ビジネスの世界で物事を整理し、問題点を浮き彫りにしていくには、例えばマトリクスにして整理するなど、様々な整理ツールがある。
複雑な事象が絡み合っていて、何をどう整理すれば、意志決定を行える情報にたどり着けるか。とにかく、可視化して問題点を見えるように書き出すのは原点であるが、じゃあこれをどう料理しよう?もっと効率的な整理ツールはないか?問題解決系には、いくつかのフレームワークがあるが、ファシリテーターとしてチームの知恵を最大限発揮できるような簡易で便利な道具箱。
整理する仕掛け仕組みを知ってると知らないとで、ビジネスの効率は飛躍的に異なるという実感があり、知的生産性が必要なビジネスパーソンへ必読としてオススメする本。
ただし実は各々の道具に対する説明は、かなりサラッと書かれているのでこの本のみで、どういうシチュエーションの時にこの道具を使えばよいのか?、を理解することはかなり難しいと思います。
あくまで使うことを意識した本であり、個人的には、同じ著者の
ザ・ファシリテーター
および
ザ・ファシリテーター2
を読んでから再整理の意味で目を通すのがオススメかな。
特に1がオススメ、混沌とした状況をファシリテーターが提供する道具でチームメンバーがどんどん物事を解決していくステップが爽快感ありました! -
平易にまとめられており、ファシリテーションとは何か、を把握するのに良い。
ただ各道具の例示を申し少し詳しくやっても良いと思う。
(1500円なら190ページはほしい) -
会社のファシリテーションの研修で紹介された本。
道具箱という名前の通り、ファシリテーションで使えるフレームワークがのっている。
図が多く読みやすいので、ファシリテーションの入門には適していると思う。
ただ、実際にどう会議を進めていくかというレベルの本ではない。 -
これで道具箱は得られる
あとは使う人の精進あるのみ -
事務室
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図書館で借りた。
会議をスムースに行うツール集だ。パラパラめくってるだけでも、「おっ、これいいアイデアだね。今度やってみようかな」と思えそうなツールが詰まっている。
個人的には、どこかで聞いたことがあるものが多いが、これが1冊にまとまっている、という点で非常に良い本と感じた。