- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478008195
感想・レビュー・書評
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【要約】
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【ノート】
・メディアと権力が癒着しているという表現があったり、メディアが政治家をとんちんかんに叩いたとか、一見するとチグハグかも、と思われる表現もある。「小沢一郎陣営はメディア対策がなってない」と批判しながら、対策をちゃんとしていたら、それはそれで批判の対象になるのでは?それとも、メディア対策とは別もの、ということなのかな。
・ただ、上杉さんは本当の、普通のジャーナリストということなのではないかという印象を持った。リーダーを求めてしまうと、ちょっとした齟齬があれば、鬼の首でも取ったかのように騒ぎ立てることにもなろうけれど、ジャーナリストだったら、それは違うよね、という。彼自身も「判断材料を提供する」というスタンスのような感じだし、その意味では受け取る側に、ちゃんとした咀嚼と判断を、ある意味、厳しく求めているという見方もできる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Fri, 20 Feb 2009
上杉隆のコラム集だ.
上杉隆と言えばTVへの露出も結構ある,政治ジャーナリスト.
福田政権が出来たときにあった「麻生謀略説」をでっち上げたとかいう疑惑もあって,なんか,ジャーナリストとして嫌われ役なところもあるが,言ってることは結構マトモだと僕は思います.
宰相不在とは,安倍政権,福田政権と,二代続けて政権投げ出しが起きた日本の現状についてである.
「宰相」とは君子を補佐して,政を行う人.
まぁ,日本の中心から明示的に天皇が外されて,天皇=君子的な言葉は禁句になって久しいから,君子というのが何かはよう分からんが,
「宰相」という言葉から漂う,毅然とした態度,切れ味は,どうも感じない時代となりました.
小泉さんは宰相というより大統領ってかんじだね.
さて,勝谷さんのコラムと同じく,歯に衣着せず,いろいろツッコミながら正論も言っています.
私も重ねて指摘していたが,先の総裁選の折り,マスコミが次々と報じた「根も葉もない」総裁誕生後解散+具体的な日程という,大々的な誤報のオンパレードだ.
新聞やニュースといった偏ったマスコミ君(業界用語的にはマスゴミ?)に振り回されることなく,
Youtubeやニコ動で一次情報に触れていたら,だれでも分かる.
麻生さんは当時から一切,解散するとは言ってないし,むしろ雰囲気的には否定しているんだ.
それなのに,マスコミはみんな「新総理が誕生したら年内にも解散か!?」とかき立てた.
政局が好きなのは,政治家よりマスコミなのかもしれない.
案の定,麻生さんは解散しなかったけど(その戦略が吉と出たかはさておき)
マスコミは自分たちの勝手な予想が外れたのを,かってに人のせいにして
麻生さんが心変わりをしたか,思ったより支持率が低かったから解散を「先送り(ネガティブワード)」にした
という論調を展開した.
ええ迷惑である.
第一,いつ解散するなんて,競馬予想みたいな報道に明け暮れて何が楽しいのだろうか?ちゃんと他のことを報道してほしい.
国政はそんなに暇なのか?まったくもう!
マスコミから出た言葉が政治の真実になって世論を動かしていく.TVポリティクスの時代は小泉内閣を支持し,マスコミに嫌われた総理を葬った.
さてさて,マスメディアは権力の源泉なのですが,最近はyoutubeなど一次情報に触れられる媒体が現れてきた.
ネット動画の核心はマスメディアを解体し,民主主義を変革する点にある.(このあたりは完全に私の持論)
さてさて,また自民政権が崩落しそうになっていますが,麻生を降ろしたからどうにかなるという問題でも無いことを理解してほしいものである.
後藤田議員など「禅譲してほしい」などとおっしゃっているが,2/3持った政権とはかくも自由なものなのか.
「若手にゆずれ」などというが,組織の権力を牛耳っていないものが地位についても裏のパワーをコントロール出来ず変人で無い限りはフラフラして崩れるのである.
なんで,総理に党の真の実力者をつけずに,3番手とか4番手にも満たない人間をすげるのか?
J民党は総理大臣を連ドラの主演とでも勘違いしているんだろうか?
支持率を視聴率と勘違いしているんだろうか?
その勘違いがある意味TVポリティクスなのかもしれんが,実態は乖離している事に気付いてほしい.
禅譲なんかせんと,さっさと解散して,ほしいものである.
と,まあ,そういうことをいいたくなるような事がかいてあります.^^
※追記 2014/12/31
結局,民主党に政権が代わり,その民主党が崩れてしまったことまで含めてマスメディアの影響は大きかったなとおもいますね. -
マンションで読む。再読です。最近、この人の本読んでいない。読んでみようかな。
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過去の政権時に起こった出来事の検証本。こういうジャーナリスティックな本の宿命だか、情報としても古いし、価値としても年月を帯びるごとに目減りしていく。しかし、日本政治を捉える本としては読んでもいいと思う。飛ばし読みしながら。古本で買うくらいでいいし、僕は図書館で借りた。
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2009/8/21
まあまあ” -
政治コラム集。
こういうのって賞味期限があるのでその時読みたかったかなあ。
検証としては有効。