「ぼうず丸もうけ」のカラクリ

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 226
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478009406

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  • 著者は大学では経営学を専攻し、「ぼうず丸もうけは本当か?」の論文で卒業。総本山での修行後は、父の他界により、24歳の「若き住職」となる。「隠れボウズ」として、会計事務所での勤務も経験し、「税理士試験」にも合格という「税金」のスペシャリストでもある。

    いにしえより伝わる謎の言葉「ぼうず丸儲け」。この謎を解き明かすべく、異色の経歴を持つ著者が立ち上がった。

    不況と言われる世の中で「豪邸・高級車・高級ブランド品」に囲まれているお坊さんがいるのも事実であるが「お寺の中」は、社会と完全に隔絶されて、「秘密のベール」に包まれている。

    その謎を「お坊さんの視点から見た、ありのままの、現在のお寺の姿」を伝えるというスタンスで本書は書かれている。中には優遇されすぎているという点からも「あまり言いたくない部分」もあるが、その点はユーモアな表現でわかりやすく説明されている。
    本書の構成は以下の5章から成っている。
    ①お釈迦さまもびっくりする「この世の楽園」
    ②「お金の極楽」はお寺にあり
    ③お寺に隠された「秘密」
    ④お坊さんも大変なんです・・・
    ⑤お寺との「お付き合いの奥義」

    お坊さんに対する疑問は確かに多い。
    なんであんなにお坊さんはお金持ちなの?
    税金の優遇って?
    御布施の相場は?
    いつも何してるの?
    お賽銭って何につかってるの?
    等つきない。

    外からみても一向に見えない隠れた業界。優遇された世界。言いたくないことまで言っており、中からの発信がまたリアリティがありおもしろい。

    読んでわかったことはお坊さんも「人間」。欲もあれば見栄もある。
    煩悩万歳!!少しお坊さんという存在を身近に感じることができた。
    この業界に限らず情報開示が叫ばれている世の中。お坊さん業界に限らず他業界においてもガラス張りにして風通しを良くするというのはお互いにとってプラスである。

  • 読みやすかったけど、何か薄っぺらい。
    突っ込みどころもいっぱい。

  • ついに自分的タブーに足を踏み入れてみた。
    誰にも聞いたことのない話が満載。
    これからどうすべきか、どうしたいか、が見えてきたし、
    自分のvisionは大事にしていこうと思えた。
    道のりはかなり長いけどね。

  • 腹立つな〜。

  • 坊主は最強の殿様商売です。

  • ある意味、閉ざされた世界で、しかもみんなが知りたいだろうに、聞いたらご利益がなくなる気がするお坊さんのお金事情がわかる貴重な本です。

  • 内容は坊主の世界をわかりやすく、おもしろく書いているが、ギャグセンスがいまいち(笑)
    「亡くなったときの準備をするのは、縁起の悪いことではなくて…生きていく不安をひとつ減らすこと」

  • 裏の世界を詳しく知った気分です。
    それにしても、こんなにもサラリーマン社会と異なるとは、…
    著者の文章表現も面白いですよ。

  • めちゃめちゃ軽いタッチでお寺さんの儲けの仕組みを書いてる本。お布施の金額悩みますやん。

  • ぼうずを印象を悪くしてくれる本。
    こんな陽気な本は他を探してもありません。

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