多摩のものづくり２２社

著者 : 山本明文

• ダイヤモンド社 (2011年4月8日発売)

感想・レビュー・書評

[kijimasashiさんの感想 · 2020年1月11日]

＜本の紹介＞
大田区ばかりが中小企業の街ではない。ハイテク地帯の多摩地区で独自の技術を培いつつ、着実に成長を続けている技術先行型優良中小企業を発掘。初めて公開される、オリジナリティあふれる技術と経営者の人となり。１０年後の大企業はここから生まれる。

[澤田拓也さんの感想 · 2012年3月18日]

多摩地域にあるピリッと光るものづくり系中小企業22社を紹介した本。中長期的展望に基づいて行動することと、独自性を有することが生き残るための重要な要素だということを各社の成功事例が示している。実際にはとても難しいことなんだと思うが。

先日、ここに出てきているある企業の社長と何度か話をする機会があった。独自の世界観を持たれていて幾分圧倒された。大企業の従業員には持つことのないリスクと責任を通して得た何かを感じた。直接話を聞くのは、整理されて文字にされたストーリーを単純に読むのとは違う体験だということを改めて認識した次第。もちろん現場において経験することもまた違う体験だが。

ここに掲載された企業は、決して平坦な道のりではなかったはずだが、成功した企業でもある。一方、同じように光るものも持ち、十分な能力もありながらもつぶれていった企業もあるはず。また、ここに挙げられた企業でも将来つぶれる可能性もある。常に切磋琢磨し成長していなくてはいけない。いまや大企業もその中で働く人も同じなのかもしれないが。

[yonomadさんの感想 · 2011年8月18日]

自分が済む多摩地区にこれほど個性的な会社がたくさんあるとは、想像ができなかった。
会社ってなんだっけ、仕事ってなんだっけ、ということを考えた。
知恵を出して、真摯に自分の仕事を、社会への貢献の仕方を見直したい。