- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478017210
作品紹介・あらすじ
なぜ、伝え方で結果が変わるのか?この本で学べば、あなたのコトバが一瞬で強くなり、人生が変わります。
感想・レビュー・書評
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著名なコピーライターによる「伝える」技術、いや「伝わる」技術が惜しげもなく披露されているハウツー本、いや今風に言えばライフハック本ですな。
以前に読んだ書籍に紹介されており、いつか読もうと思いチェックしていましたがようやく読了しました。
さすが売れに売れての100万部超のベストセラーで10年近く前に発売されているのに、色褪せてません。いつの時代にも通じる普遍的な技術ということなんでしょうか。
ちなみに僕は図書館で借りたんでベストセラーには一切貢献してません(笑
書いてあるのは、
①「ノー」を「イエス」に変える技術
②「強いコトバ」(人の心を揺さぶるコトバ)をつくる技術
です。
これだけ聞いてもなんかおもしろそ〜って感じしませんか?
①の技術について、「ノー」を「イエス」に変えるためには、まず3つのステップでのアプローチ方法があるとのこと。
【ステップ1】自分の頭の中をそのままコトバにしない
【ステップ2】相手の頭の中を想像する
【ステップ3】相手のメリットと一致するお願いをつくる
これって意識的か無意識的かわからないけど普段から
やってたりするんですよね〜実は。なんとなくやってたことが言語化なりマニュアル化されていることにこの本の妙味があり多くの読者の共感を呼ぶんでしょうな。
他にも「イエス」に変える「7つの切り口」として、
①相手の好きなこと、②嫌いなこと回避、③選択の自由、④認められたい欲、⑤あなた限定、⑥チームワーク化、⑦感謝
などを挙げて、具体例を用いて著者の技術をレクチャーしてくれます。
期待以上の内容でした。
また、図表とか内容の繰り返しが多いので時間かからず読めるので、忙しいあなたにオススメです。
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表現の仕方1つでここまで変わるのか?
確かにじぶんがこう言われたら、、、と感銘を受ける内容が多いと感じました。
単なる人間関係だけでなく、ビジネスとしてのマーケティング活用度も高い本です。 -
▼感想
・下記2つがとてもわかりやすくかつ実用的で参考になりました!学んだコトバの技術を使って行きます!
(1)「ノー」を「イエス」に変える技術
(2)「強いコトバ」をつくる5つの技術
・144ページのボブ・ムーアヘッド牧師の言葉は感動して震えました。。 -
「心を動かすコトバはつくれる。料理のレシピのように。」(36ページ)とあった。
けれど、レシピを知っているだけでは感動的なコトバを作ることはできないよな、とも思う。
それは、料理のレシピは載っていても、それを作って作って作らなければその料理は自分のものにはできないのとおなじだからだ。
この本で感動的なコトバを作り出すレシピを知ったとしても、それを使って使って使い続けなければ、感動的なコトバを作る技術は自分のものにはならない。
そのことを著者自身がわかっているからこそ、この本には説明した方法を使って「ノー」を「イエス」に変えるコトバ、感動的なコトバを作るページが課題として置かれている。
でも、それだけではコトバの技術を自分のものにするには、経験が到底足りない。
だからあとは、この本の技術を頭に置きつつ、「自分で」コトバの鍛錬をしていくしかないのである。
この本を読み切ったら自分も感動的なコトバを次々に作り出せるように…!!と思って読むと、「期待はずれ」と感じてしまうだろう。
でもそもそもコトバに限らず、読んですぐその方法を完璧に習得できる人なんて、いないのだ。
この本を読み終わったあと、コトバの鍛錬を続けるかどうか…それが本当のわかれ道なのだと思う。 -
読書会で教えていただいた一冊。
“どのコトバが相手の心に響くかという1点に絞って話をすすめます”
題名通りに、人に何かを伝えるためのエッセンスがつまっています。
著者がコピーライターの方だけに、非常にスルッと入ってきました。
“人を動かすのは、ルールではない。感動だ”
テクニカルですが読み易く、いろいろと試してみようかなと思いました。
さすが“言葉”を大切にされる方なだけはあるなぁ、と。
相手に聴いてもらい、興味を持ってもらうには、
ちゃんと“伝える”ように話さないとと、今更ながらに。 -
伝え方が9割であるのと同時に、伝わり方が9割だな、とも思う。
コトバを使う時、自分がどういうつもりで相手に言ったかよりも、相手がどういう風に受け取ったか、ということが大事である気がする。
美しい音楽を奏でることや絵を描くことは、誰しもができることではないけど、コトバはほとんどの人が簡単に使えて、時にナイフで突き刺すように武器になることもあるから。
だからやっぱり、伝え方はとても大事。 -
ノーをイエスに変える伝え方、人を感動させる言葉の法則にして書いてくれており、すごくわかりやすかった!
ノーをイエスにの、基本は相手の頭の中に答えがあることは、現場でもよく言われること
ただ相手に刺さるポイントを、より細かく7つに表現してくれた点は本当に実戦向き
好きなこと、嫌いなことを考える、選択肢を作る、相手を認める、限定する、一緒に、感謝を伝える
例文の答えもおーと思うものが多く、感動!
ことばをこんなに細かくわけて考えたことがなかった分、こうやって作るのかと刺さった -
コピーライターが書いただけあって読みやすい。
元々できているような、知っているような伝え方でもその方法について、ちゃんと名前が記されてあったり、具体例などもあったりで実行したくなるように書かれていた。
反抗期の子供とかへの注意の仕方としても良いと思った。 -
絶対に必要なスキルと思う。
「語る内容」も重要かもしれないが、それだけではない。
やっぱり「伝え方」だと思う。
同じ事を言っているのに、なぜ人によって伝わり方が異なるのか?
人に伝わる言い方。
人を喜ばせる言い方。
人を感動させる言い方。
この本ではテクニックに言及しているが、本当は「気遣い」だと思う。
相手を喜ばせようというサービス精神があれば、おのずと言葉は強くなるはず。
この本では文章の書き方テクニックを綴っているが、「喋り」も全く同じだと思う。
こちらに伝えたい気持ちがあるならば、相手が聞きやすいように伝えるはずだ。
聞いてほしければ、声も大きく明瞭に、ゆっくりハッキリ喋るだろう。
つまりバスケやサッカーの「パス」のようなものだ。
相手がキャッチしやすいような、いいパスを出す。
これが案外と難しい。
そして「意識して」やっている人は案外少ない。
「伝え方が9割」なのは、「言葉」とは「パスそのもの」だからだ。
届かなければ意味がない。
相手に渡らなければ、決して得点にはつながらないのだ。
小さなテクニックなので、覚えておいた方が絶対に得。
(2018/5/25)