- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478064597
作品紹介・あらすじ
改善から問題解決、整理、発想、マーケティング、マネジメントまで「秘伝の思考法」を公開!元トヨタマンがストーリー形式で教える、成果をあげるための38の口グセと5つの思考の型。
感想・レビュー・書評
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ストーリー形式で、とても読みやすく、頭に入りやすい内容です。ストーリーも面白く、主人公に感情移入してしまう程です。笑
少し前の出版物ではありますが、今なお色褪せない内容と感じました。
定期的に振り返る事にします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【印象に残った話】
・改善をうまく進める順序は、身の回りの作業のムダをなくす作業改善、職場環境や設備のムダをなくす設備改善、そして業務フローや工程のムダをなくす工程改善
・人は「変えて失敗したらどうしよう」という恐怖心で足がすくみがちだが、まず身近なところから改善することで、頭が活発化する「作業興奮」が誘発され、さらに大きな課題にも取り組めるようになる
・「逆らわず、従わず」とは、組織において社内のルールや上司の命令に逆らってはいけないが、上司からの指示通りにやるのではなく、プラスアルファで返すことが大事だという教え
・「物に聞け」とは、問題を発見するのに脚色の入った人からの情報ではなく、現物といつ一次情報に触れた方が、解決につながりやすいということ
【アクションプラン】
・小さな業務改善から始め、「作業興奮」を利用して行動を加速させる -
ベテラン社会人、かつそこそこ良い職場環境に恵まれていたらここに書いてある事は新しい事ではないどころかむしろ実践して来た事かもしれない。若手や、職場指導が整ってない環境でこれを読むと、どう言う姿勢で仕事に取り組めば良いかわかると思う。
メモ
代案もないのに反対するな
課題ない報告は受け付けない
横展したらそれを阻害する問題が発生することがある。それは(常識)だ これまでは…と言う常識にはやればできるメリットというマインドを植え付けて行く 粘り強い継続 本音の議論が必要
他部署に飯を食わせてもらっている 縦横斜めの人間関係
Whyを5回
問題にぶつかるのは良い証拠
変化こそが人間性を補佐する -
•5回のWHY
•ベンチマーク
•巧遅より拙速
上司に常々言われてたこと、この本を読んでやっと少し腑に落ちた。
物語形式で読みやすいが、中くらいの規模の企業の従業員が主人公。
極小会社のイチ営業には毛色が違うかも?と思いつつ、、、大刺さりはしなくとも勉強になった。 -
・課題のない報告は一切受け付けない。事実を伝えるだけの報告は報告ではない。
・離れ小島をつくるんじゃない。距離の遠さは心の遠さに変わりやすい。
・巧遅より拙速。早く動けば上手くいっていないことがすぐに明らかになる。
・人間関係は口より耳でつくれ。話を聞くことを重視すれば、相手が望むことが見えてくる。 -
図書館
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# 書評☆3 どんな仕事でも必ず成果が出せる トヨタの自分で考える力 | 物語仕立ての仕事でのダメな例と良い例
## 概要
日本自動車業界のトップであるトヨタ自動車に勤務していた著者により,トヨタで仕事の成果を上げるために実践されていた,仕事の取り組み方,考え方について書かれている。
内容は,物語仕立てになっている。サーバーを製造・販売している会社に,取締役としてトヨタ出身の著者にみたてた人物が赴任する。うだつのあがらない入社数年の主人公を通じて,ダメなパターンと,トヨタ式の考え方で,解決方法が展開されている。
書いている内容は,一般的でいいことなのだけど,やはり物語なので,実際はこんなうまくいかないだろうということがけっこうある。
例えば,横展開。いいアイデアを思いついたとしても,そもそも組織内でコミュニケーションできる雰囲気・文化がなければ,全体にアナウンスすること自体がはばかられる。また,誰か (特に年上,役職者) からダメ出しを受けた場合,その後展開すること自体が困難になる。これをはねのけて,社内に展開するのは現実的に困難を極める。
また,物語仕立てになっているので,具体的でわかりやすい。ただし,その反面後で参照しにくい。
読み物として読むのがいいと思った。
## 結論
書いてある事自体は,いいことなのだが,既に知っていることもけっこうあった。また,わかってはいるが,職場で実行するのは難しいことがけっこうある。
正直なところ,無能な上司にあたった場合,基本的に対応不可能だ。この本の物語では,有能な人物が取締役として,主人公と話できている時点ですでに十分いい条件だ。普通の会社では,こんな有能な人物が重要な役職にはついておらず,コミュニケーションの機会自体がない。
だから,結局のところ絵に書いた餅だ。無能な上司を駆逐する方法を教えてほしい。
パーマリンク: <https://senooken.jp/blog/2018/08/01/>