IoTの衝撃―――競合が変わる、ビジネスモデルが変わる (Harvard Business Review Press)
- ダイヤモンド社 (2016年9月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478100882
感想・レビュー・書評
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先見の書として、IOTがモノづくりにどういうインパクトを与えるのかがかたられる。
概念的で、抽象的なのでイメージするのに疲れる。ところどころにある図表が手がかりでした。
二、三章は、巨匠マイケル・ポーターの論です。
第一章 IoTという新たな産業革命
ITの活用によって価格が低下するが、品質管理、知的財産権、製造物責任の課題が発生する
第二章 IoT時代の競争戦略
モニタリング、制御、最適化、自律性の四段階で、スマート製品の利便性が高まっていく。そのことが、参入障壁や代替製品に影響を与えてゆく。
第三章 IoT時代の製造業
新しいテクノロジースタック、データから新しい価値を創造する、新しい組織形態、という三つの概念図が、示されて新しいビジネスモデルと組織の説明がなされる。
第四章 GEが目指すインダストリアル・インターネット
取引ベース、顧客ベース、広範な顧客の成果ベースというサービスレベルの進化と、新しい収益モデルとリスクが提示される。
第五章 データは誰のものか
プライバシーと、データの多量収集の功罪を問う。
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HBRのIoT特集。かの有名なポーターさんがIoT時代の戦略について寄稿しています(もちろん5Forces分析付きで)。テクノロジーのビジネスへの適用のヒントがあるかもしれません。
続きはこちら↓
https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2019/10/iot.html
Amazon↓
https://amzn.to/2OWPr1K -
2回程時間をおいて読みました。
初めて読んだ時は、あまり身になっていなかったと思います。刊行から2年して読み直してみると、現実の世界も日進月歩でIoT化が進み、実感できる部分や今自分が取り組んでいることが本書に書かれている内容に沿ってやっているような印象を受けました。やはりポーター教授はすごい!
職場で部下にも進めています。 -
IOTの潜在価値を感じる一冊。
感想は、データレイクをどのように製品やサービスに反映し、収益の確保や品質向上、競合差別化等に繋げられるかが肝要だな、と。 -
IOT時代の製造業の戦略と変化についてポーターの考え方: プログラマの思索 http://forza.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/iot-2195.html
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「ソリューションがすでに提供されていることを知れば、わざわざRを使って自らプログラムを組もうとする企業はほとんどありません」
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これからのSEの仕事にこれが入ってくる
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IoTをどうとらえてどう経営に活かすかという視点。GEのところは時間をかけてじっくり読みたかったけど流し読み、、、
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【IoTの本質を探る】
IoTの本質を探るために読んだ本。インターネットの本質は「中抜き」だが、モノのインターネットに関しても本質の中に「中抜き」があることがわかった。
製品の販売、修理で稼いでいる企業がモノのインターネット、IoTによりサービサーになる。故障する前にあらかじめ交換するなど、稼働率が上がるような仕組みが構築されると、修理を行っていた委託会社は中抜きされる、など。
随所にある図が良い。もう1〜2回くらいは斜め読みして、本質を探りたい。