あしたの履歴書――目標をもつ勇気は、進化する力となる

  • ダイヤモンド社
3.00
  • (1)
  • (2)
  • (3)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 46
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478103937

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大切なことは目的目標を決めること。
    人生で大事なことは、過去の経験から学んでいて、これからも実行していきたいこと。

  • 目標を持つことは大事なことだといわれます、さらにその目標を実現することが重要なのですが、ではどうすればそれが実現できるか、5年位前から自分でやってみてその効果に気づいたのですが、それは「書くこと=目標を明らかにすること」でした。

    この本では、それをさらに具体的に「あしたの履歴書」を作成することで達成することを提唱しています。実際に多くのヒトをそのやり方で導いてきた、高橋・田中氏が、実例をもとに解説しています。あしたの履歴書を作成する準備として必要な2つのシート(5W1Hシート、成果シート)を活用して、どのような点に注意して作成すべきが解説されています。

    以下は気になったポイントです。

    ・自分の目標が明確になると、それ以降はゴールをめざして計画的・戦略的に物事に取り込むことができるようになる、つまり山登りが始まる。目標があるからこそ、「いま、ここ」を一生懸命に生き、楽しめるようになる、そのために必要なのが、深い自己変容である(はじめにp5)

    ・人生の最期において、やらないで後悔するよりは、いま「バカだ」と言われることを選びたくないか、人生において「恐れ・不安・後悔」を天秤にかけたら、後悔のほうが重いはず、ミッションとは存在意義という本質的な意味、ビジョンは夢、方向性(p5)

    ・今起きているパラダイムシフト、1)人生100年時代がくる、2)日本の社会構造の変化、3)AI,モノのインターネット、ビックデータによる第四次産業革命の進行(p9)

    ・ヒトの強みで変えられるものとは、「技術」・「知識」、変えられないものは、自分の潜在能力・資質・行動パターンであり「才能」この3つから構成される(p21)

    ・自己肯定は、ありのままの自分、存在をそのまま受け入れることができる状態、自己正当化は、自分を正当化して武装することで、本来の自分を見ようとしない行為(p24)

    ・一流の選手ほど日々、日常的な仕事・行動(ルーティン)に拘っていて、想定外への反復練習を行っている(p37)

    ・30年後の目標を絶対視するのではなく、絶えず3年後の目標を見定めて、いまを楽しみながら、少しずつ目標を達成する(p55)

    ・きのうの履歴書、きょうの履歴書、3年後の「あしたの履歴書」という基本3部と、30年計画の「あしたの履歴書」から構成される(p82)

    ・セルフリーダーシップ(自分の機嫌をとること)がリーダーシップの基本、そのうえに、チームリーダシップ、ソーシャルリーダシップ、グローバルリーダーシップがある、自分をリードする(セルフリーダーシップ)に必要なものは、ミッション(存在意義、存在理由)(p103)

    ・実績を上げている人は、いまやっている仕事の中に、意義・意味・使命を見出して仕事をしている(p149)

    ・ホワイトオーシャンとは、レッドでもブルーでもない新たな領域を指し、自社のこれまで蓄積したノウハウ、人材や顧客にこそ新たなビジネスチャンスが眠っているという考え方、潜在的なマーケットと顧客(p150)

    ・自分の行動を3つに分ける(やりたい=ミッション・ビジョン・目標、やるべき=問題・課題、できる=キャパシティ)ことで、自分の行動優先順位を明確にする(p153)

    ・自分を偽る、自分の本来の姿を認識せず自己否定する、自己コントロール感を失う、これらをクリアするマネジメントこそ、ホワイトオーシャンのマネジメント(p159)

    ・目標には、一般動詞(努力する、徹底する、目指す等)よりは、行為動詞(~する)を使う(p185)
    ・30年計画をつくるときには、1)人生ストーリーにミッション(どんな価値を重視するか)をいれる、2)セルフブランディング(自分ならではの強み、差別化ポイント)を入れる、3)プロット(筋書)を入れる(p249)

    ・「何によって憶えられたいか」という問いかけに答えることで、3年後・5年後の仕事の仕方が変わる(p255)

    2018年3月21日作成

  • 自分自身の棚卸し、というところでしょうか。
    主に仕事面における、自分自身の見直しのためにどうぞ。

    ほとんどは類書でも言われているような内容ですが、自分の足跡、価値観、眠っている強みなどを活かしきれていない方が読まれると、発見があるでしょうね。

    多くの人は、PDCAの「P」と「D」しかやっていない……確かにそうだと思います。本書で一番響いたのは、ここでした。

  • 未来の目標にむけて、履歴書を作っていくという趣旨の本。アメリカのギャラップ社が実施しているという、「Q12」というエンゲージメントを測定する12の質問が興味深かった。この質問を点数化してあらわすと、日本企業の社員は米国企業とくらべて低いらしい。分かる気がする。
    メルカリでは年4回の人事査定をクライアント企業に推奨し、自らもそうしているのだとか。すごい面倒くさそう。半年に一回でも、面倒と思うのに(ただたんに受ける側の自分がそう思うだけなのだから、上の人たちはもっと面倒なのだろうと思う)。
    後、ジェフ・ベゾスが「1万年時計」なんてものを作ろうとしていることを初めて知った。どんなのか知らないけど、本当に1万円も動くのだろうか。ベゾスの命日までは動くとは思うけど。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1974年、千葉県生まれ
大学卒業後、興銀リース株式会社に入社。2年間、リース営業と財務を経験。
2002年、ベンチャー企業であったプリモ・ジャパン株式会社に入社。
副社長として人事業務に携わり、当時数十名だった同社を500人規模にまで成長させ、ブライダルジュエリー業界シェア1位に押し上げた。
2008年には、同社での経験を生かし、リーマンショックの直後に、株式会社あしたのチームを設立、代表取締役社長に就任する。
現在、国内19拠点、台湾・シンガポールに現地法人を設立するまでに事業を拡大。
1100社を超える中小・ベンチャー企業に対して人事評価制度の構築・運用実績を持ち、成長力のある「いい会社」へと導いている。
給与コンサルタントとして数々のセミナーの講師も務める。

「2018年 『マンガでわかる ウチの会社っていい会社?ダメな会社?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋恭介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×