マインドフルネス (ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ])

制作 : ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 
  • ダイヤモンド社
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478104958

感想・レビュー・書評

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  • マインドフルネス、禅の思考は現代の幸福論だと思う。
    食べ物があれば幸せだった、お金がたくさんあれば幸せだった、物がたくさんあれば幸せだった。
    そのように幸せを外部依存するのではなく、今ここ。
    今その瞬間を知って、改めて個を知る、己を知る、幸せを知る。
    自分の幸せとは何かを知る。
    心、安らかに。

    • 小島康平さん
      もしかして被ったかなと思ったら、やっぱり同じ本を買ってました。いま読んでます。
      もしかして被ったかなと思ったら、やっぱり同じ本を買ってました。いま読んでます。
      2021/03/18
  • 禅と聞いて得体の知れないスピリチュアルなものと考えるのは安直で、ハーバードビジネスレビューが一冊の本としてまとめて出版している事実に着目したほうが良い。自分に役立つかどうか、とりあえずこの本を読んでから考えたほうが良い。

  •  マインドフルネスに関する14本の論文集。基本的にはマインドフルネスの効果や科学的根拠、また、どのようなタイミングで実施すればよいかなど肯定的な意見が多い。一方でマインドフルネス目標達成のためのツールと考え「いま、この瞬間」ではなく未来を見ていたり、マインドフルネスと称して瞑想で現実逃避したり、さらにマインドフルネス瞑想を強制してストレスを増大させるようなやり方をしている場合があることも指摘している。そもそも瞑想がマインドフルネスであるという勘違いも多いという。あくまで「いま、この瞬間」に集中できれば瞑想する必要もなく、瞑想はマインドフルな状態になるための手段の一つに過ぎない。マインドフルネスという言葉だけが広がってその本質や目的を見失っていることに対する指摘はしっかりと受け入れなければならない。

  • 忙しい日々の中でも、生きているこの瞬間を意識することって大事だと思う。それだけで何かに潰されたり、不安に苛まれたりすることは減るんじゃないか。

    集中力をとにかくあげたいと思うし、まず何気ない時に呼吸に意識を向けるというところから始めてみたい。

  • いかに凄いのか、ということが書いてある。客観的なデータ?で語っているため、共感や納得、腹落ちをする要素はない。効率的な情報収集には適した内容

  • 研究者や識者によるマインドフルネスに対する短い論文の寄せ集め。収録されている論文の数は14で、1つの論文は10ページ前後。短時間で難なく読むことができるため、マインドフルネスの概要をつかみたい人にお勧めである。

    本書を読んで感じたことは、マインドフルネスの捉え方は人によって違うということ。マインドフルネスは「瞑想から宗教色を取り除いたものだ」と書いている研究者(ダニエル・ゴールマン)もいるし、マインドフルネスは瞑想を必ずしも必要としないと書いている研究者(エレン・ランガー)もいる。

    個人的に重要だと思ったポイントは、”マインドフルネスや、他の瞑想に関する膨大な公表文献を最も厳密な科学的基準に基づきふるいにかけた結果、最も信頼できる基準に適合した論文はわずか1%である”ということ(ダニエル・ゴールマンの論文「マインドフルネスは四つの確かな成果をもたらす」より)。

    本書から得られた情報をまとめて、信頼できそうな情報だけを残したら、マインドフルネスは下記の様な捉え方をするのが妥当ではないだろうか。

    ①目的: 今この瞬間に集中すること
    ②方法: 瞑想
    ③得られる結果: 集中力の強化


    マインドフルネスストレスの瞑想法について詳しく知りたければ、「マインドフルネスストレス低減法」(ジョン・カバットジン)がお勧めである。

  • マインドフルネスがなぜ必要か?
    今のAIで言うところの冷却に例えている箇所が
    納得。

    やり方も記載があるが何より
    その重要性が書かれている一冊。

  • マインドフルネス=瞑想ではない。まずは、マインドフルネスの状態、反対にマインドレスの状態にあるとはどいう状態なのか。自身の捉えている状態は、水が静かにピンと澄んだ状態にあるということ。マインドレスな状態とは、雑念がいっぱい、解決できない検討事項があり、悶々としている状態。マインドフルネスを手段として捉えている論文と、マインドフルネスを目的として捉えている論文があることに気がつく。マインドルフネスの感覚がない人にとっては、おそらくどっちかに決めたいんだろうと思う。日本人の多くに備わっている感覚とは、マインドフルネスそのものであって、自省、またはセルフコンパッションと表現される自己を慈しむ心、そして無になることの意味を知っていることである。無の境地という言葉もあるが、海外では全く理解されない。ある意味で薄い理解ではあるが、悩みのない状態とか、何も考えていない状態を指す。日本人がマインドフルネスに興味を持たない理由がそこにある。Googleやゴールドマンは、雑念でいっぱいすぎるのでなんとか軽減したいという思いなはずだ。だが、トヨタもパナも、商社でさえも、マインドフルネスを会社で動員することはない。当たり前なんだろうけども。自分の時間を確保して、音楽の中に身を委ねたり、自然の中で自然と一体感を持ってみたり、温泉に浸かってみたり、全てが日本人にとってのマインドフルネスである。メンタルヘルス管理のようなレベル感で捉えていると勘違いするこのマインドフルネスについては、海外で戦う上での自身の優位性を認識しておくことが大事。まずは、内省を行い、自分を客観的に、深く息をしてから見てみると、自分が何かの一部であること、悩んでいたことがとるに足らないことなどに気付かされる。

  • マインドフルネスを初めて学ぶ人には量、質的にちょうど良い文献でした。

    マインドフルネスとは

  • 人工知能も、禅と似た過程が必要。
    人工知能は良く思考すれば、良い行動ができる、という前提で作られている。人間は違う。流れを感じて身を任せることも必要。
    マインドフルネスは、実践的な禅のパッケージ。悟りを開くことを目的としていない。
    内省を習慣的に行うこと。自分にとって大事なことを見極める。
    マインドフルな状態になると、結果に良いも悪いもないことに気づく。
    今この瞬間、に気づくこと。

    一日を始める前に、座って瞑想する。
    マイクロメディテーション=一日数回、1~3分の瞑想を行う。気が散るとき、押しつぶされそうなとき、など。
    マインドフルネスインアクション=行動しながら、数秒単位で集中する。
    朝起きたら、二分間横になったまま、呼吸に意識を集中する。
    呼吸に集中するために、呼吸の回数を数える。
    マルチタスクより集中、感知を高める。
    スローモーションで生きることではなく、集中と感知を高めることにある。

    集中したトレーニングは、一日4時間が限度。それ以外は休息する必要がある。
    マインドフルネスは集中力を高める。

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