マインドフルネス (ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ])
- ダイヤモンド社 (2019年2月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478104958
感想・レビュー・書評
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マインドフルネス、禅の思考は現代の幸福論だと思う。
食べ物があれば幸せだった、お金がたくさんあれば幸せだった、物がたくさんあれば幸せだった。
そのように幸せを外部依存するのではなく、今ここ。
今その瞬間を知って、改めて個を知る、己を知る、幸せを知る。
自分の幸せとは何かを知る。
心、安らかに。
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小島康平さんもしかして被ったかなと思ったら、やっぱり同じ本を買ってました。いま読んでます。もしかして被ったかなと思ったら、やっぱり同じ本を買ってました。いま読んでます。2021/03/18
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禅と聞いて得体の知れないスピリチュアルなものと考えるのは安直で、ハーバードビジネスレビューが一冊の本としてまとめて出版している事実に着目したほうが良い。自分に役立つかどうか、とりあえずこの本を読んでから考えたほうが良い。
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マインドフルネスに関する14本の論文集。基本的にはマインドフルネスの効果や科学的根拠、また、どのようなタイミングで実施すればよいかなど肯定的な意見が多い。一方でマインドフルネス目標達成のためのツールと考え「いま、この瞬間」ではなく未来を見ていたり、マインドフルネスと称して瞑想で現実逃避したり、さらにマインドフルネス瞑想を強制してストレスを増大させるようなやり方をしている場合があることも指摘している。そもそも瞑想がマインドフルネスであるという勘違いも多いという。あくまで「いま、この瞬間」に集中できれば瞑想する必要もなく、瞑想はマインドフルな状態になるための手段の一つに過ぎない。マインドフルネスという言葉だけが広がってその本質や目的を見失っていることに対する指摘はしっかりと受け入れなければならない。
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忙しい日々の中でも、生きているこの瞬間を意識することって大事だと思う。それだけで何かに潰されたり、不安に苛まれたりすることは減るんじゃないか。
集中力をとにかくあげたいと思うし、まず何気ない時に呼吸に意識を向けるというところから始めてみたい。 -
いかに凄いのか、ということが書いてある。客観的なデータ?で語っているため、共感や納得、腹落ちをする要素はない。効率的な情報収集には適した内容
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研究者や識者によるマインドフルネスに対する短い論文の寄せ集め。収録されている論文の数は14で、1つの論文は10ページ前後。短時間で難なく読むことができるため、マインドフルネスの概要をつかみたい人にお勧めである。
本書を読んで感じたことは、マインドフルネスの捉え方は人によって違うということ。マインドフルネスは「瞑想から宗教色を取り除いたものだ」と書いている研究者(ダニエル・ゴールマン)もいるし、マインドフルネスは瞑想を必ずしも必要としないと書いている研究者(エレン・ランガー)もいる。
個人的に重要だと思ったポイントは、”マインドフルネスや、他の瞑想に関する膨大な公表文献を最も厳密な科学的基準に基づきふるいにかけた結果、最も信頼できる基準に適合した論文はわずか1%である”ということ(ダニエル・ゴールマンの論文「マインドフルネスは四つの確かな成果をもたらす」より)。
本書から得られた情報をまとめて、信頼できそうな情報だけを残したら、マインドフルネスは下記の様な捉え方をするのが妥当ではないだろうか。
①目的: 今この瞬間に集中すること
②方法: 瞑想
③得られる結果: 集中力の強化
マインドフルネスストレスの瞑想法について詳しく知りたければ、「マインドフルネスストレス低減法」(ジョン・カバットジン)がお勧めである。 -
マインドフルネスがなぜ必要か?
今のAIで言うところの冷却に例えている箇所が
納得。
やり方も記載があるが何より
その重要性が書かれている一冊。 -
マインドフルネスを初めて学ぶ人には量、質的にちょうど良い文献でした。
マインドフルネスとは
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人工知能も、禅と似た過程が必要。
人工知能は良く思考すれば、良い行動ができる、という前提で作られている。人間は違う。流れを感じて身を任せることも必要。
マインドフルネスは、実践的な禅のパッケージ。悟りを開くことを目的としていない。
内省を習慣的に行うこと。自分にとって大事なことを見極める。
マインドフルな状態になると、結果に良いも悪いもないことに気づく。
今この瞬間、に気づくこと。
一日を始める前に、座って瞑想する。
マイクロメディテーション=一日数回、1~3分の瞑想を行う。気が散るとき、押しつぶされそうなとき、など。
マインドフルネスインアクション=行動しながら、数秒単位で集中する。
朝起きたら、二分間横になったまま、呼吸に意識を集中する。
呼吸に集中するために、呼吸の回数を数える。
マルチタスクより集中、感知を高める。
スローモーションで生きることではなく、集中と感知を高めることにある。
集中したトレーニングは、一日4時間が限度。それ以外は休息する必要がある。
マインドフルネスは集中力を高める。