特捜投資家

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 116
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478105665

感想・レビュー・書評

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  • 20230511

  • 元新聞記者、売れないフリージャーナリストが、大富豪の投資家と知り合い、急成長しているベンチャー企業を調査する。

    面白いのだけれど、何かテーマなのか散漫とした印象だった。
    (図書館)

  • 教養を感じる文体。成功者の光と闇。成功者の鋭い視点。実在に近い社会や登場人物の描写。
    派手な成功は裏社会にも通じる。それらと戦っていくだけの頭脳と臭覚が必要。

  •  新聞記者を辞めた売れないフリージャーナリストが、知り合った一人の投資家に雇われ、急激に成長している話題の会社を調査し、その情報で空売りを仕掛けて大儲けをした、という内容の小説である。
     現代社会を背景にし、登場人物には訳アリの過去を持たせ、とんとん拍子に話が進むが、設定というか展開が少し雑だと感じた。社会部出身とはいえ、空売りも知らない記者がいるだろうか。会社の様子だったり、株の売買に関しても、細部にリアリティが欠けているようで、ちょっと残念な気がした。
     でも、小説としての構想は悪くはないと思うので、次作が出たらチェックしてみよう。

  • 後半やや失速か。
    人情ものになってしまった感があり、もっとカラ売りを手段とした復讐劇としてドライな感じで進むのかと期待したが、えらくウエットな話になって、前後半でテイストが変わって少し違和感を感じた。
    電池関連の株はほんとに激しい値動きをするのを何回も見ているので、その部分はリアル感があったし、その勢いで通してほしかった。
    山一破綻当時のエピソードは興味深かった。

    ということで、株式投資にある程度知識と興味がない人でないと面白く読めない本ではあります。

  • 最初の50ページまでに面白味を見つけることが出来ずに途中で挫折

  • スリリングだね。
    こんな視点で新聞を読めないとダメかな

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著者プロフィール

永瀬隼介

1960年鹿児島県生まれ。國學院大學卒。週刊誌記者を経てフリージャーナリストとなり、祝康成名義で『真相はこれだ! 「昭和」8大事件を撃つ』を刊行するなど事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年『サイレントボーダー』で小説デビュー。事件現場で培った取材力を活かし、現代の深部を抉る骨太のサスペンスや犯罪小説を発表している。近著に『帝の毒薬』『カミカゼ』『三日間の相棒』『白い疵 英雄の死』『12月の向日葵』など。ノンフィクションに『19歳 一家四人惨殺犯の告白』などがある。

「2022年 『殺し屋の息子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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