「思考」が整う 東大ノート。

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 194
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478107010

作品紹介・あらすじ

東大生は「あとから見返す」目的ではノートを取らない! 情報を使いこなし;書くたびに頭が整理されるノートの使い方を大公開!

感想・レビュー・書評

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  • さすご東大論理的でわかりやすい
    暗記の仕方が分かる

    ノートにする順は、 
    大→小
    【】◯●◎・の順

  •  
    ── 西岡 壱誠《思考」が整う東大ノート 20231004 ダイヤモンド社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4478107017
    https://www.msn.com/ja-jp/money/career/%E4%B8%80%E6%89%80%E6%87%B8%E5%91%BD%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%AB-%E7%90%86%E8%A7%A3%E5%8A%9B%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BA%BA-%E3%81%AB%E6%AC%A0%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B1%E3%81%A4%E3%81%AE%E8%A6%96%E7%82%B9/ar-BB1jUvJC?ocid=msedgdhp&pc=ENTPSP&cvid=d868d63cd7c04d7a9a15627dd1c74839&ei=11
     
    …… 偏差値35から東大合格を果たした、現役東大生の著書が話題だ。
    2浪しながらも成績がなかなか上がらず、崖っぷちに立たされていた西
    岡さんは、頭がいい人の「ノートやメモの取り方」には共通点があり、
    それを真似することで、誰でも質のいいインプットやアウトプットがで
    きるようになると気がついたという。勉強法を見直し、ノートの使い方
    をガラッと変えた結果ぐんと成績が伸び、見事合格することができた。
     
     この経験から西岡さんは、「東大生は、誰もがずば抜けた記憶力を持
    つわけではない。思考を整理するのがうまい人が多いのだ」と気がつい
    た。その後、1000人以上の東大生のノートを分析し、その結果をまとめ
    たのが『「思考」が整う東大ノート。』だ。本連載では、そんな本書か
    ら、仕事にも勉強にも役立つ、「見返さない」のに頭に入るノートの作
    り方を学ぶ。今回のテーマは、「相手の話を正確に整理するためのコツ」
    だ。(構成:川代 紗生)© ダイヤモンド・オンライン
     Fullscreen button Photo: Adobe Stock Photo: Adobe Stock
     
    「ちゃんと話聞いてた?」上司の言いたいことがわからない理由。
    「あのさ、ちゃんと話聞いてなかったの? 指示が全然伝わってないじゃ
    ないか!」
     
     あなたは、上司からそんなふうに怒られたことはないだろうか。
     
     上司から指示を受け、それをチームメンバーに共有する。会議で議事
    録を取り、欠席した人に共有する──などもあるだろう。
     
     私は新入社員の頃から、これがどうも苦手だった。
     
     上司との相性があまりよくなかっただけかもしれないが、「あ、あと
    これも」「忘れないうちに言っとくけど」「ところであの案件は……」
    など、わーっと捲し立てるように言われ、必死にメモを取っているうち
    に、何がなんだかわからなくなってくる。
     
     覚えているかぎりチームメンバーに共有するも、なぜかうまく伝わら
    ず、あとから「話聞けよ」と注意される……。こんなことは、日常茶飯
    事だった。
     
     もはや最近は、めっきりレコーダーなどに頼るようになったものの、
    「相手の言いたいことがよくわからない」という読解力のなさは、これ
    までそれなりにハンデになっていたと思う。
     
    「分かる」とは「分ける」こと
    『「思考」が整う東大ノート。』を読んだとき、真っ先に感じたのは、
    「あっ、こんなにシンプルでよかったんだ」という安堵だった。
     
     偏差値35から東大合格を果たしたという現役大学生の西岡壱誠さんは、
    情報を整理するときに必要なのは「分解」という行程だという。
     
    「分かる」とは「分ける」ことである、という説があります。つまりは、
    何かを理解するためには、分解することが必要だから、「分かる」とい
    う字には「分ける」の「分」という漢字が使われているのだ、と(中略)。
     
     自分が理解できる大きさになるまで分解することで、物事を理解でき
    るようになります。(P.28)
     
     本書で解説されている「東大ノート」の技術のうち、「メモノート」
    というやり方がある。
     
     これは、情報をわかりやすい大きさまで分解し、頭を整理することで
    理解できるようなノートの取り方だという。
     
     たとえば、冒頭で書いたような、「上司の雑な指示をわかりやすく整
    理したい」というとき、どうすればいいだろうか。
     
     本書では、いくつかの「分解の型」「メモのコツ」が解説されている。
    なかでも、特に、今すぐにでも使える方法を2つ、紹介したい。
     
    「原因」と「結果」で分ける
     原因と結果を区別して考える、というのは、日頃から意識している人
    も多いかもしれない。だが、案外、「原因」ではないことを「原因」と
    早合点している場合もある。西岡さんはこう綴っている。
     
     因果関係という言葉がありますが、すべてのものには理由があります。
    結果があれば、その原因になっている事象が何かあるはずです。結果と
    いう大きな情報に対して、その理由を具体的に整理していく、という方
    法ですね。(P.74)
     
    「事実」と「意見」で分ける。ビジネスの現場では、「事実」と「意見」
    を混同してしまうことが多い。
     
     上司に指示されたときも、上司の主観なのか、それとも紛れもない事
    実なのか、判断するのが難しいこともあるだろう。
     
    「売上が前年比5%落ちた。社員のやる気が足りないからだ! もっと気
    合を入れろ!」など、感情的に責め立てられたりすると、冷静に判断で
    きなくなることもある。
     
     そんなときは、一度ノートを開き、言われたことを一つひとつ、「事
    実」と「意見」に分解しながらメモしてみよう。
     本書では、ノートの取り方として、このような例が掲載されている。
     
    ◯事実:業績が落ちてきている
    ●打ち手:売り上げを増やす施策が必要
     
     ◉ポイントカードを作る  ◉ポイントカードプレゼントキャンペーン
    ・ご家族に登録してもらうことで100ポイントプレゼントキャンペーン
    を行う(P.79-80)
     
    「◯」は事実で、「●」以降は意見として区別するそうだ。このように、
    ◯や●などの記号をうまく活用すると、情報の整理もしやすい。
     
     キャパオーバーで頭がパンクしそうなときは 私も実践してみたが、
    社内のやりとりだけでなく、取引先との打ち合わせなどでも活用できる
    方法だと感じた。
     
     相手の言っていることを「原因と結果」「事実と意見」など、分けな
    がらノートにメモすることで、知りたい情報を聞き漏らすことも防げる。
     
     たくさんのことを同時に指示されると頭がパンクしてしまう。上司が
    何を求めているのかわからなくなってしまう……。そんな人は、この
    「メモノート」の技術を使って仕事をしてみてはいかがだろうか。
     
     キャパオーバーでパニックになっても、一度冷静になって思考をクリ
    アにしてみれば、案外、難しい問題ではなかったと気づけるかもしれな
    い。本書のフォーマットに沿って分解していけば、相手の言いたいこと
    も適切に理解できるようになるだろう。
     
     Nishioka, Issei 1996‥‥ /偏差値35から東大を目指し3年目に合格
    を果たす。東大入学後、人気漫画『ドラゴン桜2』(講談社)に情報提供
    を行う「ドラゴン桜2 東大生プロジェクトチーム『東龍門』」のプロジ
    ェクトリーダーを務め、ドラマ日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系)の監修
    (東大監修)を担当。2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立し、代
    表に就任。経験に基づく教育プロジェクトを全国20校以上の高校で実施。
    『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済
    新報社)シリーズのほか、『東大メンタル 

  • 仕事や資格勉強の際に役立つかなと思って手に取りました。ノートを上手に使って思考を整理するのが大事なのだと思いました。
    確かに周囲の仕事ができる人を思い浮かべると、皆さん情報をうまく整理して会議を引っ張ってくれています。
    そんな人達に少しでも近づけるよう、東大ノート術を実践していきたいと思いました。

    印象的だった箇所は、予備校の先生とのエピソード。成績が上がる方法について「学んだことや聞いて理解したことを白紙のノートに書き出すこと。アウトプット前提で学べば、インプットの質が高まる」
    とても大変な作業だけど、効果は高いと思うのでチャレンジしてみたいです。

  • 第二章まではよく理解できたのですが。3章以降は大事なポイントだと思いますがイマイチピンときませんでした。

  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000260244

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著者プロフィール

西岡 壱誠(にしおか・いっせい):1996年生まれ。偏差値35から東大を目指し3年目に合格を果たす。東大入学後、人気漫画『ドラゴン桜2』(講談社)に情報提供を行う「ドラゴン桜2 東大生プロジェクトチーム『東龍門』」のプロジェクトリーダーを務め、ドラマ日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系)の監修(東大監修)を担当。2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立し、代表に就任。経験に基づく教育プロジェクトを全国20校以上の高校で実施。『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)シリーズのほか、『東大メンタル 「ドラゴン桜」に学ぶ やりたくないことでも結果を出す技術』(日経BP)、『それでも僕は東大に合格したかった』(新潮社)など著書多数。

「2023年 『東大生と学ぶ語彙力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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