「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478111475

感想・レビュー・書評

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  • 内向型の人がよりよく生きるための戦略を台湾人の著者が解説した一冊。

    仕事、人間関係など
    内向型と外向型の特徴から長短があることや大人数が参加する社交イベントでの振る舞いなど内向型の人が活躍する為のさまざまな方法を学ぶことができました。
    緊張などの付き合い方や落ち着く為の誤解など内向型の人が苦手するシチュエーションでの振る舞いを学ぶことができました。
    そして、冷静に人と接することができることや周到に準備することなどコミュニケーション能力は劣ってもそれを補う能力があることを感じました。

    また、SNSの使い方や上司との付き合い方、リーダーとしての振る舞い方は内向型の対処として非常に参考になりました。

    本書では内向型に主に焦点を当てて書かれていますが、自分がどちらかを判断しその自分を活かして生きていく為のヒントが書かれていると感じました。
    自分の能力を活かして社会で活躍する為に本書で学んだことを活かしていきたいと感じた一冊でした。

  • 内向的な人がどうすれば成果を出せるかをまとめた本。完全内向型の台湾出身ジルチャンが自分の体験を元にまとめたものである。
    ほぼ内向型の自分にとっての体験談が書かれているのでは?と勘違いするほどシンクロして本当にびっくりしている。内向型の性格を無理に外向型にするのではなく、内向型の良い点を活かす事に注力した方が良い事がわかっただけで、安心出来た。
    今後は自分の得意な事でチームの役にたっていきたい。

  • 私は内向的でも外交的でもないようだ。外交的な人も内向的な人もそれぞれの良さがあり、それを活かしていけばいい。

  • わかったような、わからないような。。。

  • 内向型人間である筆者が、それを知り、乗り越える(共存する?)ための考え方を綴っている。
    スーザン・ケインなどの先行する本について言及しているところも多く、この本が最初であればよいかもしれないが、今まで他の本を読んだのであれば、特に印象に残らない。
    筆者自体が国連の仕事をしたり、とスケールが大きく、その時の話が多くて身近な感じが全くしない。
    ページ数も少ないのでスイスイ読めるが、内向型あるある、が多いだけで参考になることも少なかった。

  • 内向型の筆者が、数々の内向型の本を読み、実践してみてよかったものがまとめられた本です。
    傾聴のスキルや観察の方法などが詳しく載っていると思ったのですが、期待していたほどではありませんでした。

    自分に使えそうな内容としては、

    内向型は遺伝と環境で決まる。

    多人数との会話に向かないため、なるべく少人数との会話を心がける。

    アメリカのような外交的な文化でも、信頼できる診断テストの結果内向的な人間の方が0.0004%多い。

    緊張は誰だってするし、人体の自然な反応だと割り切る。

    諺 Still waters run deep. 【深い川は静かに流れる】

    プロゴルファーのジョーダンスピースは試合が好調だった時は【僕達】、試合が不調な時は【僕】と一人称をかえる謙虚さを持っている。

    などでした。
    この本に出てくる他の本も読んでみて知識を深めたいと思います!

  • 内向型であることに引け目を感じる必要はない。内向型には、内向型の強みがある。その強みを磨き、活かすことで、内向型なりの素晴らしい力を発揮することができる。何より大事なのは、しっかりと準備をすること。深く考えること。
    無理に外向型になろうとする必要はない!

  • 一対一のコミュニケーションを心がける
    内向型のマネージャーは、自ら話しかけに回る

    職場の同僚からは、いざと言う時に頼りたくなるような人間関係性を構築しておく

  • 著者が自分に適した戦略を練り、成功を収めたサクセスストーリーが延々と書かれている。それだけ内向型の人は生きづらかったのか分からないが、被害者意識に似たものを感じてしまい、違和感があった。また外向型と内向型というレッテルを植えつけたいのかなと思ってしまう部分も多々あった。(外向型と内向型は先天的・後天的な要因があって、はっきり区別出来るものではないと本書には書かれてはいる。)要は何が言いたいのかよく分からず、ストーリーを省けば5分の1のページで済むのじゃないかなという感想。

    そんな中でも今回学んだことは次の点
    ・どんな人になるかは性格の問題ではなく、それをどう活かすかによって決まる。
    ・自分をよく知ることによって、自分の限界を超えられるようになる。
    ・上層部の重要な3〜5つの目標を理解すれば、自分のリソースや時間をどう配分すればよいか、おのずと理解できるようになる

    内向型(=静かな人)の戦略を確立するために著者が創意工夫を遂げ、とてつもない成功に辿り着いたことはわかった。それを支えた他人の言葉においてハッとしたものが上の3つ。
    タイプに限られることなく自分を理解し、輪郭を掴めば良い。何を頑張るかは3〜5つの上位目標を理解すれば良い。そうすれば自分の個性を活かしつつ、貴重な人材となり、ビジネスにおいて成功できる。

    実行することとしては上位目標を改めて確認することだろうか?
    社会化の過程でガチガチに決められた仮初の自分から脱却することを今一度意識したい

  • 劣っているわけじゃなくてただ違うだけだった。内向的であることに胸を張れるのを加速させてくれた本。

    岡本太郎の孤独でもどん底でも負けても、平気でいる。痛くも痒くもない。むしろ面白くなる。そこと繋がった。

    自分の性格を好きになれた。周りに好かれる自信はないけど、自分は自分の性格が好きだなあって自分だけは信じられるよ。許すと見下すは紙一重なこと言っちゃった。

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著者プロフィール

ジル・チャン(Jill Chang)
国際非営利団体ギブ・トゥー・アジアのアジア太平洋地域ネットワーク・マネージャーとして20か国以上のチームを統括、過去2年間で行ったスピーチは200回以上に及ぶ。15年以上にわたり、メジャーリーグやアメリカ州政府、非営利団体など、さまざまな業界で活躍してきた。清華大学卒業後、ミネソタ大学スポーツ・マネジメント修士課程修了、ハーバード大学リーダーシップ・プログラム修了。ハーバード・シード・フォー・ソーシャル・イノベーション、フェロー。2018年、ガールズ・イン・テック台湾40アンダー40受賞。

「2022年 『「静かな人」の戦略書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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